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生死観・こころ

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詠美衣が哲学する"生と死"や"こころ"について徒然。
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2018年4月の記事一覧

生まれた日に死のうと思った話①

実は、去年の誕生日。

"私は、なんで生まれてきてしまったんだろう。
こんなに苦しい世界なら
生まれてこなければよかったのに"

って、生まれた日なのに
死にたいと朝から泣いていた。

高校生のときお父さんが自死して、
そのときも死にたいくらい辛かったんだけど

「えみちゃん。これ以上悲しいことは人生で起こらないよ。

これから先には、きっと良いことがたくさん待ってるから、

えみちゃんはお父さん

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生まれた日に死のうと思った話③

結局、「おめでとう」のメッセージを
くれた人には誰にも返事が出せずにいた。

"あーあ・・・私はこれから毎年、
誕生日を素直に喜べくなってしまうのかな・・"

子どもの頃から「おたんじょうび」という日が大好きで
自分の誕生日も、誰かの誕生日も特別に感じていただけに
少し寂しく、残念に思った。

年を取るのが嫌で、
誕生日を喜べなくなってしまう
大人はたくさんいるけれど

生まれてきたことが嫌で、

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生まれた日に死のうと思った話②

"なんで生まれてきてしまったんだろう"
と、朝から泣いていた誕生日。

今までそんなに深く考えずに
子どもの頃から誕生日を喜んでいたし、
お祝いされれば、当たり前のように
「ありがとう」って返していた。

けれど今一度、
"誕生日って何がめでたい日なんだろう"
って考えてみた。

昔、食べるものが十分になかったり、
衛生が整っていなかった頃は
小さな子供はすぐに栄養失調で
亡くなってしまっていたり

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