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日々のミラクルに気が付く以前のお話

普段は計画をしなくても、何処かへ旅行しようとするときは最低限の計画が必要となります。例えば、旅行する時期、行く場所、宿泊先の選定など。

旅の計画をしている時の自分は最も好きな自分。
「何処かへ行きたい。」「何処かへ行こう。」と心に決めると、次々に行先が浮かんできます。あらためて地球で行きたい場所が沢山あったことに気がつきます。

冬の小樽・田中酒造亀甲蔵 

少し前、半世紀の誕生日がきた時、「やりたいことリスト」を作ってみたら、そのほとんどは「旅」でしたが、その中で、まず一番最初に実行したのは「スキー旅行」でした。まさに「私をスキーに連れてって」世代です。
ハワイへ移住してからスキーをする機会はなくなり、ハワイに移住する前に「もう二度とスキーはできないかもしれない。」と封印したのですが、あれから約30年が経過して、若い頃夢中になっていたのだから、自転車乗るみたいになんとかできるのではないか?もう一度壮大な景色を見ながら滑りたいと思った時、自分自身が颯爽と斜面を滑り降りているイメージが降りてきたのでした。まるで、自分が空高い天界から見ているみたいに…。

サホロリゾート

真冬の日本、憧れの北海道スキーに行く。と場所を決めてから、日取り、フライトの予約、ホテル手配をしてあっという間に出発。無事、札幌へ到着。そこまでは全て順調でした。実際に札幌に到着すると予定していたスキー場には積雪が少なく、スキーができない。え???そんなはずでは、、、?
急遽、初日からのホテルをキャンセルして、雪を求めて移動する旅がはじまりました。

富良野

地元の人のアドバイスに従って、雪のある地域へと電車で移動していきました。札幌から、十勝サホロへ。しかし、実際に行ってみるとやはり雪が少なくてクローズ。とりあえずお洒落なホテルに1泊だけして、翌日は富良野へ移動。富良野も雪不足でしたが、辛うじて一ヵ所だけオープンしいるゲレンデがあって、約30年ぶりに滑ることができて感動の再デビューをしました。
特にスキーの長さは衝撃的な驚きでた。

スキーの長さが驚くほどに短くてびっくり

一ヵ所のゲレンデにも飽きてしまい、翌日からの予定をどうしようか悩んでいた、まさにその時、行きたかったスキー場のホテルから「雪が降ってきました。もう大丈夫です。」と連絡が来たのです。雪の予報は出ていなかったはずなのに…です。この時の嬉しさは今でも忘れずに覚えています。


北海道は生ビールが美味しい。

もう頭の中は憧れのスキー場で宿泊したかったホテルで楽しんでる姿しか浮かびませんでした。踊るような気持ちで、電車を乗り継ぎ、現地へと向かいました。

途中の駅・くっちゃん

残りの数日間をアンヌプリにて、スキーと温泉と食事と、一人旅を満喫してハワイへ帰国しました。その頃はホノルルから札幌へ直行便が飛んでいましたので、アクセスもよく、北海道が近かったです。

アンヌプリ国際スキー場

もう少し滑ってみたくなり、翌年の真冬、シーズン真っ只中、日本にいる親友を誘って一緒にいきました。その時、彼女は相手もいないのに「結婚したい。」と言っており、それから7年後に実現。本当に結婚したのです。

雪の城・ニセコ駅前

この時はまだ現実を自分で創るということに気がついていませんでした。
ずっと後になって知るのですが、素直になって、自分の行動を思い返してみると、今思えば色々あったことに気が付きます。それはこじ付けでも、言い訳でもなく、本当に望んで起きたことです。中にはこんなこと望んでないのに。と悲しく思うこともありましたが、それについても、今なら実は自分が望んで起きていたことだった、ということが素直に理解できます。

お気に入りのホテル・ノーザンリゾート・アンヌプリ

本当の自分が望んでいる場合は、純粋な自分が夢を創るので、ほとんどの場合は確実に実現しますし、そうなると信じています。
もう寄り道はせず、自分の望むところへ真直ぐ進みたいですね。

今はホノルルから札幌への直行便が無くなり、時間の経過とともに北海道はすっかり遠いところになってしまいました。

ニセコ駅にあった喫茶店

慣れない寒い場所でほっこり温かく迎えてくれた松田さんのお店は入った瞬間にコーヒーのいい香りと観葉植物、蘭の花が見事。北海道で蘭の花に出会えてそれはびっくりでした。アンティークの時計が沢山あって、それにまつわるお話も楽しく、一気に旅の緊張が溶けて、いい時間を過ごせた場所です。まだあるのかな??? いつかまた行ってみたいです。



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