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パンのふくらみ

私のいる所、ベーカリー&カフェ。

面白いことに、パンの味・食感は、作り手の機嫌によって左右される。

一緒に働いて半年。

なんか膨らみが違う。
周りの皮、厚いな。
なんかツヤッツヤしてる今日。
今日は見た目からしてひどいな、笑。
とか。

私も自身もパンを焼く人。

毎回、パンの顔が違うのは当たり前。

ちょっとした手の動き、
手の温度、目視の加減、

そして何よりも
呼吸と共に身体を動かして、
生地がまとう空気を、
自分の振動の加減が左右する。


体感してないと、
ちょっとよく分かんないよね。


パンの膨らみの中には、
空気の粒がひとつひとつ入ってて
それのお陰で柔らかくふんわりとしてる。

パンはとても繊細。
空気を含むひとつひとつの膜が、
いつもクローンのようにピシッと決まるわけじゃない。


物理的な水分量や気温はさる事ながら、
空気で伝わる振動
呼吸のリズム
足元から伝わる大地の反発力


何やら話が壮大になってきたが、
笑。


人の気分は
パンにも影響しまくるんだよ

っハナシ。

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