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【配信】Discover "BILL EVANS" vol.3 @ ブルーノート東京

【Discover "BILL EVANS" vol.3】

『Discover "BILL EVANS" vol.3
featuring MONTY ALEXANDER, AI KUWABARA & BANKSIA TRIO (MASAKI HAYASHI, TAKASHI SUGAWA, SHUN ISHIWAKA)』
 @ブルーノート東京

2022年10月20日(水)20:30開演
Piano by Steinway & Sons Grand piano

Piano:モンティ・アレキサンダー
Piano︰桑原あい
Piano︰林正樹 (バンクシア・トリオ)
Bass︰須川崇志 (バンクシア・トリオ)
Dram︰石若駿 (バンクシア・トリオ)

※敬称略

2022/10/20

※ネタバレ注意※










〈全10曲〉85分
・Show-Type Tune on Piano 林正樹
・The Opener on Piano 林正樹
・Five on Piano 林正樹
・B Miner Waltz Piano Duo 桑原あい
・Waltz For Debby on Piano 桑原あい
・Blue in Green on Piano 桑原あい
・ Never Let Me Go on Piano モンティ・アレキサンダー
・Someday My Prince Will Come on Piano モンティ・アレキサンダー
・ Sweet Lady on Piano モンティ・アレキサンダー
・ I Got Rhythm ~ Fungii Mamaon Piano モンティ・アレキサンダー
[アンコール]
・Autumn Leaves on Piano 桑原あい&林正樹(連弾)、モンティ・アレキサンダー

     🔹🔹🔹

 ビル・エヴァンスの音源を今から網羅するには数が多すぎて、気に入ったアルバムばかり聴いていたせいで、演奏された曲を残念ながら全部把握することができませんでした。

 特に、モンティさんが携わった曲は、“Emily”と“Someday My Prince Will Come”しか分かりませんでした。“Emily”に関しては少し不安があるので間違ってるかもしれません。(※セトリ間違ってました💦)

 しかし、そんな中、最近ビル・エヴァンスの珍しい変拍子曲があると知り聴きまくっていた“Five”が演奏されたので、テンションが爆上がりしてしまいました。

 演奏された瞬間、“Five”だ!!となって、この曲をバンクシア・トリオで選曲するとか凄いと思いました。
 中でも、バリバリの変拍子で速弾きする林さんのピアノ、本当に凄かったです。林さんのイメージは穏やかなピアノかと思っていたのでびっくりでした。

 続いてのピアニスト、桑原あいさんは初聴きだったのですが、好きだと言われていただけあって“B Miner Waltz”のアレンジ凄かったです。いろいろ聴いていると、色んな“B Miner Waltz”があるのだなと思わされた演奏でした。

 最後は大御所ピアニストのモンティさん、満を持しての登場です。
 残念ながらモンティさんはジャマイカの方なので、ここからほぼトーク無しで、ピアノで思いを代弁するかのような演奏がどんどん続きます。

 モンティさんは、ミルト・ジャクソンやレイ・ブラウン、オスカー・ピーターソンなど、ジャズが好きな方は聞いた事のある錚々たるメンバーと演奏されていた超レジェンドです。

 演奏中、鍵盤も見ずに伴奏しながら、体ごと振り返って、須川さんや石若さんのソロアレンジを見守っている姿が印象的でした。
 須川さんも石若さんも、無茶苦茶緊張しただろうなと思います。

 今回のライブ『Discover "BILL EVANS" vol.3』は、『Discover "BILL EVANS" vol.1』に立ち返ったようなレパートリーだったと思います。
 個人的には、今回のように分かりやすいエヴァンスの曲と、どこか尖った選曲が入り交じる感じが良いと思いました。

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