やっぱり気づいていなかったんです
自分の事は、自分が1番よくわかっていると言いたいところなのですが、なかなかそうも言い切れないのは、やはり、日常のほとんどの動作が自動的(無意識)に行われているからだなと思う出来事がありました。
私は強度の近眼で、目医者に行くたびに網膜剥離を起こしやすいから気をつけるようにと言われるので、目の状態にはかなり神経質になっています。だから、先日テレビで目の健康についての番組がやっていることに気づくとつい見てしまいました。すると、目に良くないことの1つに「ギュッと強く目を閉じること」というのがありました。それを聞いたとき、自分はそんなに目を力を入れてギュッと閉じたりしていないから、これは大丈夫と思いました。
ところが翌朝、目がかゆいなぁと思った瞬間にギュッと目を閉じたことに気づいたのです。「えっ!今ギュッて目閉じたよね?そんなことしてないと思っていたのに、、、」もしかして自分は結構ギュッと目を閉じてるんじゃないかと思ってその日は回数を数え始めたら、なんとゆうに20回以上やっていました。
花粉が多かったせいもあるのですが、2,3回気づいた時にはもう自分が目をギュッと閉じていると認めざるを得ませんでした。よく自分はそんなことしてないなんて思えたなぁ。無意識の動作(くせ)って恐ろしいと思いました。
ただ一度そうやって気づくようになって数えていると、不思議と目を強く、閉じたくなる瞬間にだんたんと気づけるようになりました。気づけると閉じようとしてギュッと力を入れずに、そっと少し長く違和感が収まるまで目を閉じるということができるようになっていきました。さらにどういった時にギュッとしたくなるのかもわかってきました。例えば、何かに集中した直後や、花粉やほこりでかゆくなった時、あるいは目が渇いた時など目に違和感を感じると、ついギュッと閉じたくなるようでした。3,4日するとほとんどギュッと目を閉じることが無くなったように思います。(また、忙しくなったりしたら、やっちゃうかもしれませんが)
自分は大丈夫と思いたいから、そんな事はしていないと思いがちだけど、気づいていないだけで意外とやっていることがあるんですね。
それでも、気づけるようになるとその無意識の動作(くせ)も止めることができるのです。だから、まずは気づきが大切です。