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結構役に立つ認知療法の知識①自動思考

まず初めに、私は認知行動療法
専門家ではありません。
ですが、認知療法を学び
“目からウロコ”で助けられました。
その経験をもとに少し書こうと思います。

認知療法はアメリカの心理学者アーロン・ベック
によって開発された心理治療です。

出来事に対する認知(捉え方、考え方)が
感情を引き起こすと考えています。

例えば次の場面を想像してください。

友達を見かけて挨拶しました。
でも、友達は挨拶を返さず
通り過ぎていきました。

あなたの反応は?

①悲しい 
②腹が立つ
③不安
④なんとも思わない

私はどちらかと言うと②のタイプだったんです。
「挨拶したのに友達が返さなかったから
腹が立った」と思ってました。

でも、認知療法では違うのです。
友達が挨拶しなかったという出来事を
瞬時に私が解釈したその捉え方によって
その気持ちが引き起こされたというのです。

つまり、挨拶は返すべきでしょ
私が考えたから腹が立ったのです。
無意識にですが。

もし、無視されたと思ったら
悲しいと感じたかもしれないし
嫌われてるかもしれないと考えたら
不安になったかもしれません。
相手がただ気がつかなかったかもしれないと
考えた場合には何とも思わなかったかもしれません。

実は階段でした ⒸEmi Kaneko, Photo by T.Kaneko

このように同じ出来事でも
その捉え方によって
起こってくる感情は変わってくるのです。

そしてこの瞬時に自動的に起こってくる考え方を
自動思考と認知療法では言っています。

私は子供の時から『挨拶しなさい』と
親に口酸っぱく言われていたので、
挨拶はすべきものという思い込みがあって
挨拶しない人を見ると
「挨拶はすべきでしょう!」と
自動的に思っていたことに気づきました。

次から自動思考の中でも
問題になりがちな認知のゆがみについて
書いていきます。

「考え方のくせを見直そう」
という記事も参考にしてください。
https://note.com/emmi_kaneko/n/n30e6ce31d5b2