良い姿勢は一生の宝物:動作法ワークショップを開催しました!
10月5日に臨床動作法入門講座を開催しました。
思いつくのが遅すぎてnoteには直前の2日間しか
案内を載せられませんでした。🙇
次回からもっと早く告知します!
午前中は「臨床動作法の歴史と理論」について
私が講義をしました。
午後はスクールカウンセラーで臨床動作士の方を
お迎えして実習を行いました。
小,中学校で個人のカウンセリング以外に
学級単位のグループ動作法を
「からだとこころの授業」として
行っておられます。
子供を対象にしかも集団で動作法を行うには
かなり工夫がいります。
(アスリート学生さんは集団でも
指示を聞いて動作課題をしてくれますが,
子どもはそうはいきません。)
ちょっと動作法の応用的な要素もあるのですが,
教員研修で指導しておられ,実際に
教員が学級で動作法を実施されていると
お聞きしたので,今回ぜひその工夫と
子どもたちへの効果を直接お聞きし学びたい
ということでお招きしました。
動作法で子どもたちの姿勢が良くなる(注)と
行動が変わり,問題行動が減るという事例を
いろいろ教えていただきました。
あるお子さんは「躯幹のひねり」で
上半身の過緊張が弛められるようになると
『こころがやさしくなる』と言ったそうでした。
私自身,以前大人の方に
「肩上げ」で肩回りの過緊張を弛める援助をした時
『この(弛んだ)身体の感じだとカッカと怒る気にならないなぁ』
と言っておられました。
からだが変わるとこころが変わる
意志の力で「怒らないようにしよう」と
するだけでなく、からだの過緊張
(知らずにためこんだ慢性緊張)を
弛めておくことで,カッとならずに
落ち着いて対処できるようになります。
(注)
「良い姿勢」の説明は難しいのですが,
単的に言うと
上半身の余分な力みが抜けて
軸がしっかりして
座ったり,立った姿勢です。