2020年10月カナダ入国 (1)
もう約5ヶ月前になりますが、私は「ワークビザを持つ夫の配偶者」というステータスでカナダに入国しました。
入国の2ヶ月程前に IRCC Department 宛に「夫のワークビザ (work permit)」、「結婚証明書 (marriage certificate)」と共に入国の目的などを提出し、その約2日後には”Authorization for Exemption from COVID-19 Canadian Travel Restrictions”という、「あなた入国できるかもよ」というレターをゲットしたのですが、文面ではあくまでも入国を確約するものでは無いと強調されていました。申告した入国の目的は、"to live with my hasband" 。英語がダメダメなのでこれを呪文のように唱えていました。
出発当日は、成田空港から夕方発のエアカナダ便フライトでした。実家をはじめて出る寂しさはもちろんのこと、忘れ物はないか、ちゃんと入国できるかと、不安で頭がいっぱいの状態でした。
空港は、がらんと極端に人が少ない様子。チェックイン機で手続きがうまく完結せずエラーになったものの、まだカウンターは無人だったので、ひとまず昼食を取ることに。飲食店はかろうじて何店舗か空いていたので、カツ丼を。次食べるのはいつかなぁと考えながら、家族との貴重な時間を噛み締めました。
再び戻ったチェックインカウンターには、10人以上のスタッフの姿。よかった。まず重〜いスーツケース2つを預け、両方とも、重量23キロギリギリセーフ。パスポート、夫のワークビザのコピー、結婚証明書のコピーを渡して確認してもらうこと約10分位。
その間、聞かれたことは、「発熱や体調不良が無いか」、「渡航の目的」、「いつまでの滞在か」。あとは、「カナダ大使館へ書類を確認してもらうので送っていいですか?」と尋ねられました。もちろんお願いすると、スタッフの方がスマホで撮影して送信。その後、大使館とも確認が取れたとのことで無事に搭乗券をもらうことが出来ました。
いよいよ搭乗へ。家族と別れる最後の最後の瞬間は、やっぱり少し涙が出そうであまり皆の顔を見られなかったけど、あたたかいお見送りに感謝です。
機内持ち込み荷物の検査は貸切状態。続く出国審査も、同じくガラガラ。搭乗ゲートまでの道のりも、人の姿が見当たらなくて少し不安になる程でした。
機内ではまずサニタイザーやペットボトルの水などのパッケージを渡され、その後のサービスは最低限にしているようでした。機内食も温かいものは出ず、冷たいボックスタイプのものが合わせて3回提供されました。CAの皆様は食事提供の際は制服の上から不織布のようなガウン?を着ていて、真っ暗な機内でなんだか宇宙人っぽかった。
いつもは機内でもガンガン眠れるタイプな私ですが全然眠れずあえての日本映画鑑賞に徹していました。「日日是好日」とか、「蜜蜂と遠雷」とか。機内では、入国後の自己隔離についての詳細を記入する紙も配られました。事前に”arriveCAN”というアプリに入力したのになぁと思いながらも記入。
そんなこんなで、あっという間にバンクーバー国際空港へ到着しました。飛行機を降りてすぐ、空港のWiFiに繋いで、待っている主人へ連絡。こちらの空港も、人はまばらでガラガラの状態でした。
後半へ続く。
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