理由③結婚生活や男性に対するイメージが良くない
以前の記事で書いた、私の婚活がうまくいかなかった理由をもう少し詳しく書いていくシリーズ3回目です。
https://note.com/emma_swan340/n/nc8c537fa4ffe
「私の婚活がうまくいかなかった5つの理由」
①結婚したい動機がネガティブスタート
②自己肯定感と愛着スタイルの問題
③結婚生活や男性に対するイメージが良くない
④自分の理想が分かっていない
⑤自分が幸せになるのを許せていない
今回は、このうちの3番目について。
③結婚生活や男性に対するイメージが良くない
幸せな家庭に生まれ育った子は、自身もスムーズに幸せな家庭を築く可能性が高い。
一方で、機能不全家庭に生まれ育った子は、自身も恋愛や結婚、子育てなどの過程で苦労する可能性が高い。
どうやら、結婚観や家庭環境というものも連鎖するらしい。
本人の責任ではないスタート時点で難易度が決まってしまうのは、理不尽だと感じるが、理屈を考えれば当たり前でもある。
ほとんどの人にとって、「結婚生活や夫婦はこういうもの」という観念は、自分の両親や生まれ育った家庭をモデルにして出来上がる。
どんなに劣悪でも異常でも、自分が育った環境が、自分にとっての普通だ。
どうやら全然違う世界もあるらしいと知っても、身に染みているのは、どうしたって自分が経験した世界のほうだ。
よほど強く意識して、違う方向へ行くよう努力しなければ、この連鎖は断ち切れない。
ハッピーな世界観の人は、無意識に自分も同じくハッピーな方向へ進めるわけだから、何ら問題はない。
しかし、そうでない世界観で生まれ育っているならば、強い意志と努力が必要になる。
また、男性に対するイメージ……「男性とはこういうものだ」という観念も同様だ。
おそらく、多くの女性にとって男性観の原型となっているのは、父親だろう。
無条件に優しくて、守ってくれ、甘えさせてくれる父親に可愛がられて育った娘と、
暴力、モラハラ、ギャンブル、借金、アルコール依存症、不倫などの問題を抱える父親に過剰にコントロールされて育った、あるいは逆に無関心でほとんどコミュニケーションがなかった娘とでは、
男性というものに対して持つイメージがまったく違うのは、当然だ。
私の生まれ育った家庭は、好ましい結婚観や男性観が自然に育まれるような環境ではなかった。
言うまでもなく、結婚生活や男性に対するイメージは良くないものであった。
「結婚」とは……
苦労するもの、我慢と犠牲を強いられるもの、精神的にも経済的にも辛いもの、義務や役割に縛られるもの、世間体のために維持するもの
「男性」とは……
怖い、支配的、暴力的、話が通じない、粗野、冷たい、女性を見下し否定する、頼りにならない、信用できない、搾取する側
心の奥底ではそう信じ込んでいるのに、はたして、本当に結婚したいなどと思えるだろうか?
表層部分では「自分は結婚したいはずだ」と思い込み、結婚に向けての行動をしたところで、奥深くの本心では逆に避けたいことになっているから、成就しない。
アクセルとブレーキを同時に踏んでいる状態だ。
人間は自分の身の安全を守るため、ネガティブな記憶のほうをより強く記憶するらしいから、おそらくブレーキのほうが強い。
前に進まないどころか、あらゆるネガティブな現象が起こり、心理的にはどんどん後退していく。
分かってしまえば単純な話だが、この仕組みが分からないために、私は長らく「なぜ私の婚活はうまくいかないんだろう?」と考え続けるはめになった。
それくらい、心の奥の信念というものは、自覚しにくいと思う。
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