奇跡の裏側

家で飼っているセキセイインコのピコが、私の不注意で外へ飛び立ってしまった翌日、無事、近くの山で保護することができました。その奇跡には、ちょっと不思議な裏話がありました。

カラスが夢でいったこと

ピコが、無事帰ってきた日、夫は不思議な夢を見ました。

カラス「おまえのところのインコを見守っておいてやったからな。」

夫「ありがとう。悪いな。」

カラス「いや、いいよ。あいつ、かわい子ちゃんだから。守ってやったんだ。」

翌朝、夢の話を聞いて、ただの夢とは思えませんでした。
なぜなら、ピコを保護した山には、何羽もカラスが住んでいるからです。
丸1日、カラスに襲われなかったのは奇跡でした。

夫は、夢に出てきたカラスを助けたことがあるんだそうです。
そのカラスは、他のカラスに追いかけられている途中、ガラスにぶつかって池の中に落ちました。
脳震盪を起こし、溺れそうなところを助け、体を拭き、抱っこしていると
意識が戻りました。
フラフラと歩き出したので、1時間ほど見守ると、再び飛んでいったそうです。それからも、家のベランダでミカンをあげたり、何かと接点があったそうです。

そのカラスは羽に白い柄が入っていたので、他のカラスと区別がつくそうです。カラスは、そのことを覚えていて、恩返しをしてくれたのではないかと思いました。

神社

4月からほぼ毎日、神社に行っていた私も、そのカラスのことを知っていました。鳥居近くの木に巣があるので、よく目にしていたからです。
ピコが帰ってきた翌日、神社へ行くと、そのカラスが飛んできたので、
「ピコを守ってくれてありがとう。」と伝えました。
私の方を向いて、ジッと話を聞いていたので、感謝の言葉が届いたかなと思っています。

この神社で、次男は近所の友達とよく遊んでいました。
ピコが保護された時に、止まっていた杉の木は、子どもたちが秘密基地を作っていた場所でした。「あの木なら行ける」と、友達が次男と夫を案内してくれました。山の奥まった場所にも関わらず、迷わず行けたのは、そのおかげです。

お気に入りのおもちゃ

杉の木に止まったピコを追いかけた3人は、急な山道を走りました。友達の案内で、すぐに杉の木を見つけることが出来ました。

「ピコ!」 名前を呼んでも降りてきません。夫が、ピコのお気に入りのペットボトルの蓋を2つ合わせて音を出すと、枝をピョンと渡って、夫の手に乗りました。無事ケージに入り保護できたのです。

ペットボトルの蓋は、長男にケージと一緒に持っていくよう勧められました。
お世話になったサイトの情報に、「よく反応していた音(オモチャの音)を出すと、近くにいるときに効果大」と書いてあったからだそうです。

何を隠そう、長男がピコと遊んで、お気に入りになったオモチャでした。ピコの好みをよく知っていた長男のおかげです。

最後に

ピコがケガもせず、元気なまま帰って来るという奇跡が起きましたが、その奇跡の裏側には、たくさんの思いが繋がっていました。

何より、「いんこだより」というサイトで、迷子掲示板に載せていただき、探し方などの詳しい情報のおかげで、冷静な行動をとることが出来ました。
もちろん、他のサイトにも詳しい情報が、たくさん寄せられています。

Twitterでも、どうしたらいいのか、すぐに対応してくださった方がたくさんいて、感謝しきれないほどお世話になりました。

こんなに、たくさんの方々がインコを愛し、可愛がっていらっしゃることを知ることができたのは、私には大きいことです。

ピコには、とても怖い思いをさせてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいですが、たくさんの方々の気持ちに触れ、言葉にできないような温かい気持ちになりました。
そして、一羽でも多く、飼い主さんのもとへ帰れることを願っています。


ただツイてるだけではなく、奇跡の裏側には、たくさんの思いが繋がっていました。


繋がってくださったことに感謝をこめて

どうもありがとうございました


この気持ちが繋がって、あなたにも奇跡が起きますように!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました



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