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バンドに入って音楽の楽しさが一段上がった!

昨年末フュージョンバンドに加入したことにより、音楽がさらに楽しくなった。

 10月から入ったのでもう半年となる。
 最初は、音楽を知らな過ぎて怒られるんじゃないかとビクビクして参加したけど、メンバー達はみんな優しいし、好きな音楽の話を聞いてくれた。

 歌の先生に「この曲は自分のバンドじゃないと出来ないよ」と言われた大好きな歌も採用してくれて、みんなが演奏できるようになってくれた。

下の記事は初めて参加した日の感動を綴ったもの。


 メンバー同士のコミュニケーションはいろいろで、オープンに話してくれたり打ち上げに行きたいメンバーもいれば、音楽の話以外はほとんど話さない人もいる。それでも新年会だけは全員参加でみんなが音楽のいろんな話をした。

 わたしはジャズボーカルを習って8年になるけど、これまでは先生に習うこともそうだし、受動的というかプロのミュージシャンの方の懐を借りて歌うばかりだったので、みなさんの音楽の中で歌わせていただいているような感覚だった。

 でも今は一緒に譜面を見て考えたり、構成について覚えていることを言ったり、自分達の音楽としてまだまだよくわからないながら考えるようになった。

 このバンドの今の問題は、キーボードの方が定着しないこと。何名か練習に参加しては去って行く。理由はそれぞれだけどジャンルがフュージョンなので、むずかしいのかなと感じている。この手の音楽の空気感に馴染みがよくて、ジャズやボッサの素養は多少ないと、自由にならないのではないか。

 私もごく小さな人脈ながら、プロではない一人のジャズピアニストさんを思い出し、ダメ元で声を掛けさせてもらった。

 この方は、ジャズのプロのギターホストがいるセッションでお客さんのようにいながら毎回歌のサポートをしてくれるピアニストの方で、ソロが美しい。自分の世界観がある。

 ただ、私の頭の中でその方は、生ピアノにこだわりを持ち、電子ピアノを愛せないのではないかと。

 連絡すると、参加してもいいというちょっと戸惑いを含んだ返答が返ってきた。ひとまず安心する。

 お呼びした練習当日。わたしは時間を間違えて大幅に遅刻。スタジオに「すいませーん‼︎」と入って行って最初にキーボードに目をやると、なんだか困惑してそうな彼が目に入った。

え?大丈夫かしら。。

「じゃ駆けつけ一杯始めるぞ!」というメンバーの声がけにより、演奏がスタート。歌っているとキーボードの音が心地よく絡んでくれる。気持ちいい!さすがだな〜!電子でも良い雰囲気!

 間奏では、ソロに聞き入った。なんて美しいんだろう。胸がキュンキュンする。
でもお顔を見ると、むずかしそう。なにか問題があるのかなあ?

 その日練習終わり。彼はメンバーひとりひとりに声をかけて少し話してそそくさと帰って行った。みんなも打ち上げに参加しないということで解散した。

 何か気に入らないことがあったのかな。もう来てくれないのかな…と心配したし、メンバーもイマイチ反応がなかった。

後日。
 ピアニストの方は「ジャズとは別ジャンル、別の世界で楽しかった。フュージョンはもともとがややこしいので音楽的な全貌がよくわからなかった」という、レベチ(レベル違い)な返答が返ってきて笑った。わたしが考えてるより、はるか上の詳細なものを追っていらしたようだ。

メンバーはというと、
「すごく良かった!是非参加してほしい。」や、一番寡黙なメンバーに限っては「自分のソロを拾ってバッキングに活かしてくれたのがとても嬉しかった!」とかなり好感触。(その場で言ってよ)

 ただ、ピアニストさんからは正式加入はむずかしいとの回答もあり、要検討課題という着地ではあった。

 音楽をやる人って面白い。非言語な世界なので、苦しい顔しながら演奏しててもむずかしいパズルを解くかのように心は楽しいとか、演奏に集中して無表情ながらに感動していたりとか、ひとめでは判断がつきにくい!

わたしの心配とは?

また来て欲しいなあ。私の知るピアニストさんとメンバー達の次の交流が楽しみだ。


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