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二度目のさようなら

本来なら、3年前にしっかりと切るべきだった縁を切ることにした。

あのとき切ることができなかったのは、自分の弱さと甘さと自覚している。

おたがいに、あの時切ってしまっておけばよかった関係だったと思っている。

君はおそらく、「この時間の中で互いに有益なこともあったじゃないか」と思うだろう。でも、ひとつ忘れないでほしい。

私たちは、あるものごとにおいて、
傷つけた加害者と、被害者でしかないのだから、
被害者の私のほうから贖罪の機会を与えるなんてことはするべきではなかったのだ。

私はあなたを許したかったのだと思う
されたことをなかったことにして、もう大丈夫だよと言いたかったのだと思う。
憎み続けることすらしんどいくらい悩まされた。
どうしようもなかった。
それなら、君になんとかしてもらえないだろうかと思ったのだ。

あなたもそれに力を注いでくれたと思う。
おそらく、この数年は、君の世界で私は「一番大切に思うべき存在」であった期間だったのだと思うよ



でも、私より大切にしたい人ができたのなら、もう話が変わってくる。
まずそれが、今回のさようならのきっかけだ。

そして、さようならをしたいと、
縁を本当に切りたいと思った理由は
その報告を、まともに知らされたわけではなく、
私からの「察し」と「追求」により判明したあとのフラッシュバックからだった。


一番最初に起きたことは、過去にされたことのフラッシュバックだった。
会話での暴言、そのあとの謝罪からの号泣、許してほしいというくせに直さない、直せない、いつまで私は疲弊していけばいいのだろうかと悩んだ。

自分はこういう人間だから変えられない
でも反省はしている と泣く。
でも結局変えられない、繰り返す。

よくいう話だけれど、
いじめをした加害者が被害者に
したことを、なかったことにするのは間違ってると思う。

私はなんとか君が再び私に危害を加えないことを望み、危害を加えず贖罪を意を示す機会を与えてしまった。

私は、君に傷つけられた自分を許したかったのかもしれない。
自分を大事にしなかったあの期間を、許したかったのかもしれない。
でも何より、縁切りという恐怖に泣き叫び、俺を殺さないでと言った君を私は忘ていない。

「殺さないで」、は 私のセリフだった。


ああ、今度は違う人にそれをやるのか。。。

そう思うと怖かった。
そして、当時私がやめてくれと言っていたことを、私に再びやっていたことにも激怒した。

大切に思う相手が不安になるようなことはしてはいけない

心配かけると思うようなことは、してはいけない

嘘をついてはいけない

バレなければいい、は、いつか違う形でバレてしまう。


君が今回選んだ相手との関係が始まってから、私に送っていたLINEの画面を相手に見せたら、相手はどう思うのだろう。

私は君の、「ただの友達」ではないのだよ。

そしてお相手は、「友達」では、ない。今後、一生大切にするべき人なんだ。



あなたのやっていたことは、予想がついていた。
昨年末にふと、何の知らせもないけれど「またこの人は私を傷つけてくる」と感じた。

得になにもなく、何も、なかったけれど。
でもその時、「もう二度と同じ人間に私を傷つけさせることは許さない」と思った。そう、過去のことを振り返っていた。

悪い直感というのは本当にあたるんだね。



私だから気づいたのかもしれないし、私じゃない人間なら気づかないこと、気にしないことなのかもしれない。


でも、君には忘れて欲しくないことがある。

君は、

ひとりの人間を、自殺に追い込むほどノイローゼにしたということ
電車に飛び込むか悩むくらい、精神的に不安定にさせたこと
食事がとれなくなり、半年で12キロ痩せてしまい、未だにストレスがたまると食事に抵抗を持つ体になったということ。

時間をかけて、君は、
贖罪という形でいろんなことをサポートしてくれたとは思うし、私は感謝もしたよ。

でも、それはそれ、これはこれなんだ。


臆病で、都合の悪いことからは逃げる癖があり、バレなければいい、そして相手に非があると言ってのけたり、逆に相手に責められたら「自分はここまで頑張ったんだ」と泣いて主張して自分を守ろうとする。

おおよその、予想ではあるけれど
たぶん君は、同じ過ちを繰り返すよ。

また、自分に関わった身近な人間を傷つけてしまうよ。

君の闇を私は知っているよ。どんだけうまく社会で隠していても、身近な人間になったらそれは、バレてしまうよ。

君は、幸せになりたかったんだろう。
だから今回、その人を相手に選んだんだろう。「自分が選ばれた」から。
そして、願っていたチャンスで、君の目標が実現可能な人材が見つかったから。

相手のことは知らないが、おおよそなぜ君が選ばれたのかは予想がつくよ。
君が相手を叱ったことを「私のことを大事にしてくれてる」と思ってくれたからなんだよ。それは、君が齢40の時に経験したことに類似していないかと、少し思った。

それでも、今回は「自分の目標が実現可能な人材が見つかった」ということに慎重になったことはわかるよ。
でもね、私は君の闇を知っている。何度も言う、君の闇を知っている。
君が社会に隠し通している闇を知っている。


私が思うことは2つ。

いつかお相手は、君の闇に飲まれて苦しんでいく。

もしくは、

いつか君が、お相手の漆黒に飲まれて苦しんでいくだろう。


おそらく近い将来、
いくら空を見上げても きっと月が見つからない夜がくる。
君は、私の声を聞きたいと渇望するだろう。

闇の中に光る月を羨望し、後悔し、泣いていくだろう。
そして闇の中で死んでいく自分とお相手の心に絶望していくだろう。

君していることは、そういうものだと予想している。

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