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彼の笑顔を羅針盤にして道を決めて行こう

小4の息子が学校へほとんど行っていない。3年生の2学期から行かなくなり、4年生の頭から週に数日は行けるようになったのだけど、5月の運動会に頑張って行ったきり、週に2日くらいになり、週に1日も行かないこともある。

学校に行かせようと頑張るのは親子ともにものすごく疲弊するし、何も計画が立てられず生産的ではないので、別の方法を考えることにした。

行ったり行かなかったりだと平日の予定が立てられないけど、最近はほぼ行かないので平日にも予定を入れてしまう。

塾に行き始めた

本人だって、だらだらしたくて学校に行かないわけではない。先日学校に行くと自分で決めて登校した時、行く前は何を話してもリアクションが薄いし、半分死んだような目をしていた。いろいろなスイッチをオフにしているみたいに見えた。そうでもしないと学校に行けないのかもしれない。

行かないと決めた日には、生き生きしている。

とはいえ「学校に行っていない」という事実は彼を時にとんでもなく不安にするし、自信を無くす理由にもなる。勉強をしないことで将来の不安もどんどん増えていく。だったら家でやればいいと思うものの、できないのだからできないことを責めても仕方ない。

そこで、友達が通っている塾に行くことにした。家からも近いので行きやすい。個人の方が小さく始めてウン十年という塾で、先生と話をしたら価値観が似ているような気がしたので、お任せすることにした。いろんな学年の子供が同じ場所に集まり、自分に合った学習をして、先生が適宜説明してくれる。

初めて行ったときに「楽しかった!!」と笑顔を見せてくれた。「自分のペースで問題を解けばいいし、わからないところは教えてくれる。『聞いているだけの授業』みたいなのがない」のがよかったのだとか。

行くこと自体はちょっと面倒くさいけれど、行けば毎回楽しいみたいだ。「塾があるから算数は心配がなくなった」と言っている。やっぱり、心配が大きかったんだね。でもそれを口にすると「学校へ行け」と言われそうでうまく伝えられないというジレンマ。

ネリマフレンドの方に来てもらう

もともとSSW(スクールソーシャルワーカー)の方に来ていただいて、様子を見たり学習を見たりしてもらっていたので、その方の紹介で「ネリマフレンド(略してネリフレ)」という制度を使わせてもらうことにした。練馬区でやっている有償ボランティアで、不登校の子どもなどのサポートをしてくれる制度。

男性の学生さんが来てくれて、一緒に勉強したり遊んだりしてくれている。SSWの人もそうだけれど、「長男君は飲み込みが早いので授業が退屈なのかもしれませんね。書くのが好きじゃないんだね」みたいなことを分かってくれるのでありがたい。そうやって、自分に合った勉強法を知っていくことは大事だよね。

友人に家庭教師に来てもらう

友人に家庭教師のような形で来てもらうことにした。彼女は、塾の講師をしていた人で、異常なほどに子どもを信頼し、愛している人。子どもと接することが彼女の生命力を保っているというか。そんな感じらしい。

アート系の経歴もあるので、その部分も含めて一緒に過ごしてくれるといいなというくらい。絵を教えるとか、勉強を教えるとかもいずれあればうれしいけど、まずは子どもの情緒のために、一緒に過ごしてほしい、という形。先日は終始ボードゲームやUNOをして過ごしていた。

Duolingoで英語をスタート

私がDuolingoというアプリで毎日5~10分の英語学習を始めたら、「俺もやりたい」と言い出す長男。ゲーム性が高いと説明して広告がうざいと言ったら「ママはわかってないなあ。そんなのあたりまえだよ」とゲームアプリの何たるかを教えてくれる。

私と一緒にベッドの中で画面を見ながら初級編をやるのがいいみたい。

「算数は塾でカバーしてるし、英語がアプリでできれば、将来困らないね。もう完璧じゃん」と言ったら「うん」と少し安心したみたい。

コミュニティに連れて行く

相変わらず大人のコミュニティには連れて行く。たまに仕事にも連れて行く。それで、彼らがいろんな大人の人と接していければいいと思う。

子どもたちと共通の友人がいるというのもいいものだ。「あの人がこの間ね……」と話すことができるから。

親子の笑顔を増やしたい

最近、以前書いたnoteがたくさん「スキ」されたり、マガジンがフォローされたりするので、悩んでいる人がまた増えている印象。それとも、検索の出方が変わったり、noteのおすすめ機能によるのかな? よくわからないけれど。なので、今の状況を書いてみた。

「学校へ行かない」を選択したらすべて終わり、とか、「学校へ行かない」を選択したことは間違いなのか正しいのか、とかじゃなくて、学校へ行かないことになったのなら、その中でできることを考えて行けばいいのだと思う。

「中年になってもひきこもり」などのニュースを見ると、自分の子供の将来をそこに見てしまうのかもしれないけれど、そこまで行くには「学校へ行かない」以外にもたくさんの選択肢があったはず。

子どもの様子を見ながら、彼の笑顔が増えていく方向で、より良いことを考えて行けばいい。彼は学校へ行かなくても「不安だ」「心配だ」とアラートを発してくれる。それで、笑顔が減らない方向で学んだり人と会うという選択をしていけば、おのずと幸せな方向に進んでいけると思う。

もちろん子どもにもよって、楽観的過ぎてなにもしたがらない子もいるかもしれない。そういう子どもはそれはそれで考えればいい。楽観的な方が幸せになれるらしいので、そのまま突き進んでいいのかもしれない。わが子は不安が大きいので、何かで自信を付けたりして、不安を取り除けるといいなと思う。子どもひとりひとりを見て、いろいろな人に相談して知見をもらって、彼自身が進みたい道を進んでいけばいいのだと思う。

↓Twitterでもたまに子供のことをつぶやきます。


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