- 運営しているクリエイター
2020年12月の記事一覧
文章にするとゆっくり確実に思考が前に進み、解像度も高くなる。文章にしないとふわふわしていて、同じところをぐるぐるしてしまう。文章によりゆっくりでも前に進めば、意外なところに考えが進むから、今まで見たことのない世界に行ける。考えていることを文章にする習慣があると、それが何度も訪れる
自分が関わるプロジェクトで決めごとを早くしたいのは、アイデアより実行自体に重きを置きたいから。アイデア出しは好きだが、それ以上に作ることで見えてくるディテールが好きだ。実行に時間をかけることで、網羅的にディテールを把握できる。作る人にしかわからないディテールは、それはそれは美しい
自分を変えたつもりでも、油断すると少し前の自分に戻ってしまう。ダイエットのリバウンドのようなものだ。でも、人の変化は一直線とは限らない、3歩進んで2歩下がったとしても、1歩は進んでいるわけだ。行きつ戻りつで、ちょうどいいところを見つけていく。そのためには、始めに3歩進む必要がある
手に入らないものには憧れる。私の場合は「育ちのよさ」みたいなもので、もう一生手に入らないから、特別なもののように思ってしまう。過去には、育ちがいいように見せたいと思ったこともあった。でも「手に入らないから余計に輝いて見える」に違いなく、絶対的な価値ではない。気を抜くと忘れてしまう
ひとつのことをずっとやったほうがいいのは解像度が上がるからだ。解像度の高まった虫の目を手に入れると、ほかのことにも同じような法則が働いていると予想できる。物理法則のように、異なる場所で同じ現象が起こるのだ。さらに同じことをやり続けて微生物の目が手に入ると、また別の世界が見えてくる
渦中にいるときには何もわかった気になれなかった。でも、似た状況になったときに、いくつものシミュレーションができるようになっている。まるでスポーツのように、体が覚えてくれていた。そうやって、ものごとを「わかっていた」と知る。何も知らないと思っていたけど、知っていることもけっこうある
一番やりたいことに取り組むのは怖い。うまくいかなかったら落胆するし、もう後がないから。一番やりたいことに気づくのも怖い。気づいているのにまだ本気で取り組まない自分と向き合わなくてはならないから。人生は一度きり。だけどその行動は一度きりではない。時間をかけて一歩ずつ進んでいけばいい