マガジンのカバー画像

今日の140文字

612
平日の1日1回、140文字ぴったりでつぶやきます。 とれてたのことば #今日の140文字 ◆以前のものはこちら◆ https://togetter.com/li/103… もっと読む
運営しているクリエイター

2018年1月の記事一覧

嫌なことの中に「いつも見てるけどさほど気にならないこと」「いつも見ないようにしている気になること」があって、後者が増えるとすごく気持ちが悪くなる。対策として「たくさん見まくって慣れる」があると思ってて、これがアンチなのかもしれない。でも私は、まず気にならないようにトライしてみたい

本はありとあらゆる普遍的な悩みに答えてくれる。一冊だけでなく関連する本を何冊か読めば、悩みの正体がわかったり、改善する方法が見えてきたり、全然知らなかった役立つ概念がわかったりする。そのものずばりの答えというより、自分を少しずつ、でも大きな力で方向転換させる。そんな力があると思う

一度話したことを別の人に伝える時って、文脈がまだ足りてないのに伝わるような気がしてしまう。結果、初めて話した時より「わかりあえた感」が少なくなる。言葉を使い回すんじゃなくて、もう一度その人と紡いで行くべきだった。ひとっ飛びに目的地に行こうとして、その人を置いてきてしまうことになる

寂しいってことを誰かに知ってほしかったはずなのに、自分で言う前に気づかれるとひどく恥ずかしい。なんだか私は「恥ずかしい」という感情に強烈に振り回されていて、恥ずかしくならないために感情を隠したり、行動を制限したりしている。大したことのない感情だと思っていたど、実はすごくやっかいだ

ランキングが好きではない。なぜなら「中身がよくてランクインしている」と「中身はいまいちだけどランキングに長けているからランクインしている」を見分ける方法がないから。ランクインしている中からよいものを見つけるより、ランク外から「ツテ」でよいものを見つけるほうが早いのではないかと思う

助けて欲しいのに「助けて」と言えないのはなぜなんだろう。弱っているのに「大丈夫」と言うのは嘘をついているんだろうか。自己顕示欲が強いと思われたくないように「かまってちゃん」だと思われることに強い抵抗があるみたい。「かまって欲しい」と「助けて欲しい」の間にはどんな違いがあるのだろう

「借りてきた言葉」だけで話す人がいる。いろいろな物事を知っていても、自分独自の言葉がなく、うわべばかりで中身がない。自分独自の言葉とは必ずしも「造語」という意味ではなく「あまり聞いたことのない組み合わせ」であること。他には、たとえ話や擬人化でもいい。そういう言葉で話す人が好きです

誰かに頼ろうとすると「ものごとの捉え方」が裏返ってしまう。たぶんそれが頼り下手の要因なのでは。つまり自分を預けるだけでなく、責任まで一緒に預けてしまう。うまくいかなかったら相手のせいにしてしまう。でも本当は頼ろうとした自分の責任なんじゃないか。責任を持ったまま頼れるようになりたい

ものごとは抽象的にした方がわかりあえると思っている。「僕はいちごが好き」「私はりんごが好き」って言ってもわかりあえなくて、「少し酸味のあるみずみずしい果物が好き」ならわかりあえる。抽象化するときに自分のフィルターが加わるから、ただ事象を描写するだけじゃなく、自分の言葉になるのかな

「理由はわかんないけど、こうした方がいいかな?」って思ってきたこと。できるだけ偏見を持たない、人を部分で捉えて全部を嫌いにならない、意見と人格を切り離して考える、とか。自分のためだと思ってきたけど、誰かの救いになったり安心を与えることになるなんて。つまり自分は他人とつながっている

あまり電話が得意じゃなくて「いやだなあ」と思いながら取材申込の電話をするんだけど、過去にたくさんやったから方法やパターンをほぼわかっている。だからさほどためらいなく着手できて、始めてしまえばさっさと終わる。「嫌なことだからさっさと終わらせる」ために持っておいた方がいいスキルもある

寂しがり屋なので人と別れるのがちょっと辛くてずっと一緒にいたいと思ってしまうんだけど、それにより次に会うときのハードルが上がるとも言える。それはオンラインのやりとりも同じだ。気軽に声をかけて気軽に離れる方が、もしかしたら長い目で見たときに寂しくないのかもしれない。長期的視野が大事

いいサーブが打てるかどうかは打つ瞬間ではなくトスで決まる。1回ごとを考えると、トスによって決められる方向やタイミングは打つ行為そのものよりも大事なのだ。だからいつもいいサーブを打ちたければ、トスの精度を上げる方がいい。なにが結果を大きく左右するのか、よく観察しないと見誤ってしまう

初めて出会う価値観は片鱗だけを見てもよくわからない。中に浸ればすべてが歯車のように精密に関わり合いひとつの世界をなしている。実際に浸ることはできないから、言葉を駆使してさまざまな角度からその姿をあらわにする。初めて見る生き物をさまざまな角度から見つめてその正体を知ろうとするように