緊急事態宣言の延長下での広報PR

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PRカンパニーの株式会社フロントステージ 代表の千田絵美です。

出前館やドクターシーラボ、STORESのPRマネージャーを経て、2016年に独立。広報経験は14年。現在、6名のメンバーで、スタートアップ企業から上場企業まで幅広いクライアントの広報・PRパートナーとして戦略立案と細かい実行を行なっています。

こちらでは、新型コロナウィルスの影響で日々変化している広報・PRやメディアについてのことを書きます。状況の変化が激しい今、経営者や経営陣、広報担当のみなさんのサポートになるような情報が届けられればと思います。

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5月31日までの緊急事態宣言の延長が決定されました。

以前に書いた内容と重複する部分もありますが、昨日の記者会見を受けて改めて、緊急事態宣言下での広報PRについて、私が大事にしていることを書きます。


企業やサービスの理念や哲学をぶらさない

景況が変わったことにより、焦って、企業やサービスとして今までずっと大事にしてきた「理念」や「哲学」、お客様に届けたい「価値」をぶらしてはいけないと思います。

経営者の方はきっと「この会社、このサービスを、こういう方達に使ってほしい。こんな方達のお役に立ちたい」という想いでサービス運営をされてきていますよね。

「こんなサービスが作りたい」「こんな会社にしたい」という基本の気持ちから離れずに、まずは目の前のお客様にしっかり価値提供をすることが大事だと考えています。(私自身、弊社も)

もちろん、昨日のテレビ東京ワールドビジネスサテライトでも放送があったように、例えば飲食店さんがマルシェやデリバリーを始めたり、という今のニーズに合った新たなチャレンジはどんどんするべきです。


情報発信を止めない

「こんな時だから、どんな情報発信をすれば良いか分からない」というご相談もよくいただきます。

私は、こんな時だから、情報発信をするべきだと強く思います。

非常時にはその人の本性が見えると言います。非常時の企業の発信を含む在り方を、お客様や周りの方はよく見られています。

難しく考える必要はないです。経営者や企業、サービスが、今までも今もずっと大事にされている価値観、想いを、デジタルを始めとする発信ツール(SNSやブログ、動画サービス、コーポレートサイト、サービスサイト)で発信するだけです。

お客様はきっと、企業の情報発信を待っていると思います。

大事なのは、それを止めないことでしょうか。
(私も自身も)

変化したニーズを分析し、サービス開発とメディアアプローチを行う

マッチングアプリ の「Dine」は、この状況下でも「人と人が新しく出会うこと」を止めたくないと、オンラインデートの機能を発表して話題になっています。

別のクライアントのインターネットサービスでは、外出自粛に絡めた企画を実施し、普段の数十倍の売上を出しました。

また、別のWEBシステムサービスは、こうした状況下で問い合わせが増えている背景を分析し、メディアに持ち込み、記事化となりました。


今、あなたの会社やサービスで起きていること、寄せられている声、求められているニーズをサービス、機能開発に活かし、細かく発信していきましょう。


参考になりましたら幸いです。



千田 絵美








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