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備忘録・不妊治療⑧

とうとう2023年も最後の日となって。

歳を重ねる毎に、クリスマスや年末年始の
特別感が薄れているような気がする。

特に今年は本当に実感がない年末。

いつも通りお墓参りして
おせち詰めて備蓄おかず作って買い物行って…
とにかく今年も、良く頑張った。

妊娠の経過はと言うと現在4ヶ月目で、恐らく順調。

会社も休まず通常出勤、外回りも引き続き

つわりもかなりあるが寝込むほどではない

身体がどんどん妊婦らしくなりつつあるが
これでもまだ実感が薄い。

愛情、恐怖、不安、母性
どれも飛び抜けている感じはない。

ただ母性に関しては毎日
『ちゃんと生きてるかな?』と思う瞬間に感じたりする。

私はタイミング法をすっ飛ばして
人口受精6回
採卵2回
体外受精2回
移植1回で妊娠した。

不妊治療中の心境の変化を覚えておきたくてnoteをに記すことにしたけれど

人口受精中に味わった
生理が来てしまった時の【落胆感・絶望感】

これが、世の中の不妊治療している人の落ち込み感なんだろうなぁ…
と1番実感できた瞬間だった気がする。

というのも、私は肉体的負荷に対してかなり鈍感というか耐性が強いようで。
(これも今回の治療で分かったのだが)

採卵前に何十回と繰り返される
通常の注射、自己注射や採血

膣剤や定時に必ず飲む薬や貼り薬

大掛かりな麻酔は無しで行われる採卵や
当たり前の内診や…

これらのどれか1つにでも
痛み、不安、不快感に対して
どうしても生理的に耐えられない!という人には
治療そのものが苦行であって
落胆であって絶望以外の何者でもないだろうと思う。

肉体的な苦痛。
そこへプラスして妊娠しない焦り
費用の問題…そりゃ鬱にもなろう。


また私の家庭の場合
旦那が日中家にいる人なので
採精だったり検診だったりに臨機応変に対応してもらえたこと。
家でしなければいけない処置も見せられた事。
いわゆるパートナーの協力がプラス面でかなり大きかった。

そう、病院選びも重要だと思う。

こればかりは相性の問題かも知れないが。

私の通った病院は、待ち時間が少なく夜間も対応してくれて
受付の方から看護師さん、どの先生も基本的にサッパリしていて
かなり自分には合っていたと感じた。


治療中も孤独では無かったな、恵まれていたな。
と、こんな病院が近所にあったことに大感謝である。


備忘録的に…
治療で私が感じた大切なことをまとめておく。

①病院が近くて通いやすいか?
→せめて職場から近いか?

②仕事について時間の都合がつけやすいか?
→体外受精なら尚更、繁忙期等は難しいかも

③肉体的苦痛(痛み)に強いか?
→苦手な事がある場合、極力病院で配慮してもらう
お金で解決できる事は解決する(麻酔など)

④パートナーが協力的か?
→忙しいパートナーでも、通院スケジュールや
自分がやっている治療は必ず知っておいてもらう


⑤病院との相性
…というのも書こうと思ったが。

ある程度、患者側が素直になって
【良い患者】である事も大切なのでは?
その上で誠実に受け止めてくれる病院かどうか?
を見極める必要があるのではないか?と思っている。

患者と病院、というイメージではなく
チームで【子供授かる作戦】を遂行していて
その指揮官=医師
チーム部隊=私、看護師さん、スタッフさん
ってスタンスが私的にはしっくり来た。


以上、私の不妊治療備忘録である。
まだ何があるかわからない妊娠期間だが
また心境の変化があれば書いていこうと思う。





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