見出し画像

あれから1年







モロッコから彼が来て
成田空港から茨城へ戻り
いきなり父へ紹介する娘笑

しかし、もう父は私の事にどうこう言っても
私は聞かないと知っているので
びっくりしたかもしれませんが
その様子を見せることなく
普通に彼と話をしてくれました。

私の両親も私のことで沢山悩み
そして私のことを今はだいぶ理解してくれている
と感じています。
程よい距離感というか、お互いの人生に
深入りし過ぎず
それでいてお互いを尊重している様な
そんな関係性が私にはちょうど良く
親子でも1人の人として見られる様になったのです。
近づき過ぎて親子がギクシャクしていたり
文句ばかりの関係性より全然良い。


実家で少し過ごしたのち
小豆島に戻り新たな2人での生活がスタート。

離婚を決意してから
親戚の人などから
「子どもたちがかわいそう」とか
「離婚したお母さんと同じだ」
と言った
一番言われたく無い避けたい事を言われ
その言葉は私の心を深く傷つけました。

見えない暴力は見えない傷となり
人を傷つけ、相手はそのことに気付かずに
自分の物差しで人を判断します。

これは2次被害の様な
悩みを打ち明けても更に傷つく
悩みを打ち明けづらい要因になっていた
と感じます。

そうなりたくないから
頑張って我慢してきたのに
頑張ってきた私を全て否定されたみたいで
とても辛かった。

私はそんな経験から
人の話を聞く時は先に自分の視点でジャッジしない様に気をつけています。

自分の物差しで判断し
人を否定する人は
同じく我慢をして苦しんでいる人です。
それを認めたく正当化したくないので
そんな人を見ると攻撃的になります。

自分にとっての当たり前は
その人にとっては違うもの。

お互いの価値観は違って当たり前だし
本当は誰1人として
人の人生をコントロールする事も
否定して傷つける事も出来ないのです。


子育ても家事も私なりに
めちゃくちゃ精一杯やってきて
何を言われても良い家族を作りたくて
頑張ってきたのに
皆んなが私を攻めているみたいで
誰かに会うのも
嫌になった時期もありました。

娘たちにも、正直に話す事に少し時間がかかり
オープンにするまでに私自身も様々な葛藤がありました。
私も経験があるので最初の複雑な気持ちは
とてもよくわかります。
(今となってはその選択をしてくれた両親に感謝していますが)

結婚、離婚となるとなぜか重く硬くなり
ますよね。

結婚前にパートナーが変わる事なんて沢山あり
それにはあまり反応しないのに
何故だか離婚は悪いものみたいな
人間が作り上げたただの仕組みの様なもの
なのに。

でも
私自身が以前は頑なに手放したく無い事でした。
結婚生活や家族を大切にしたいと思うがあまり
自分の気持ちを抑えたり、なんとかしようと
変に頑張ってしまっていたのです。

人の気持ちが変わるのは当たり前の事で
それを無理やりに嘘をつき、取り繕うのは
自分に正直になればなるほど出来なくなるし
自分を一番傷付けているのは
自分だと気付くと
もうそれは放っておくことは出来なかったのです。

そしてそれは周りにもとても影響があります。
うちに秘めている事は見えないから誤魔化せる
なんて思っていませんか?

内側は外側に繋がっていて
それは必ず影響されています。


沢山泣いてめちゃくちゃ自分と向き合って
逃げでは無いのか
一時的な感情では無いのか
私は長い時間を掛けしばらく悩み続けました。

そして消して目を背けず
自分と向き合い逃げずに
それでも選んだ
私の本当の純粋な選択。

今は選んで良かったと本当に感じているし
「あの頃の私辛かったね」と
自分で自分を受け止めることで

少しずつ浄化され癒され
誰かを憎んだり羨んだり
悲しんだりする事から少しずつ
解放されて今があります。


数年後、そして脈々と続く
私の繋がりにとっても
めちゃくちゃ影響のある選択なのです。


自分の気持ちに蓋をし
自分自身に嘘をつき
周りのためだと自分を犠牲にすることは
その傷を周りに広げている事でしかないのです。

いつからか
自分を削りまでして尽くす事が美徳だと
思い込まされ
自分自身も守れず
それでいて人には与え続けて
自己満足しているだけで

自分から拡がり世界が繋がっていることに
気付く事なく混沌としています。

そしてきっと最後の最後に気がつくのです。
生きている間に
なぜやりたい事をやらなかったのか
なぜ自分の命を大切に生きなかったのか…
そしてその苦しみや悔しさが繋がってしまうのです。

私は私のために
そして繋がる未来のために
これからも今という選択の大切にし
正直に純粋に生きていくことを
意識して進んでいきたいと思っています。

続く…



宜しければサポートお願いします。古民家維持や草木を植える活動に利用させて頂きます。