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季節性情動障害(SAD)・冬季うつ病とセロトニンについて

秋から冬にかけて
意欲の低下、
体のだるさ、
集中力や行動力が低下することってありませんか?

更に食欲が増えて無性に白米やパンやパスタ、
チョコレートなどのお菓子を食べたくなり体重も増加、
夜に寝ているけど昼間も眠たいとか。

だけど春になると良くなるを繰り返す。

結構毎年こんな感じだから、とあまり大きく捉えてない方もいるかもしれませんが、実はこれ季節性情動障害(SAD)または冬季うつ病と呼ばれる精神疾患です。

メンタル的な不調があっても、精神科やメンタルクリニックには行きづらいなと思ったり、受診したいと思っても何週間も待つ必要があったりもします。

または、誰にもその気持ちを伝えられず、一人で抱え込んでしまったり、我慢してしまう人もいるのではないでしょうか。

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この冬季うつ病は、日にあたる時間が少なくなることで起こります。

日光を浴びると抑うつや不安を和らげて、精神的な安定をもたらす脳内の神経伝達物質であるセロトニンが増えます。

しかし冬になると日照時間が少なくなり、寒さも影響して家に引きこもってしまうと、セロトニンの分泌が減少してしまいます。

その為気分が落ち込んだり、体がだるくなったりうつ症状が出たりします。

日照時間が少なくなると、夜の時間も長くなります。私達は夜になると不安感や怖いといったネガティブな感情が大きくなったりします。

ということは、これから夜の時間が長くなりますから、ますますこの不安が大きくなり、精神的な影響を受ける可能性があります。

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また、この冬季うつ病には、健康上欠かせない栄養素であるビタミンDも関わっていると言われています。

ビタミンDは食べ物だけでなく、紫外線があたることにより作られます。日照時間が短くなると、この皮膚で作られるビタミンDの量が減ります。

このビタミンDはセロトニンの分泌や腸内環境を整える働きがあるので、減少するとうつ傾向になります。

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では、この冬季うつ病を予防する為には、何をしたらいいのでしょうか?

これは私が啓蒙活動をしているセロトニンを増やす生活=セロ活をするのがおすすめです。

具体的には4つ。

①太陽の光を浴びる
朝起きたら、太陽の光を浴びてセロトニンスイッチをONにしましょう。これにより体内時計もリセットされて、1日を元気に過ごす準備ができます

②リズム運動をする
適度な運動はセロトニンの分泌を促します。私は、毎朝Facebookライブでラジオ体操をするのが日課になっています。

③栄養をとる
セロトニンの材料である必須アミノ酸のトリプトファン(大豆製品、乳製品、米、ごま、ナッツ、バナナ、卵など)、ビタミンB6(赤身の肉、魚、バナナ、サツマイモ、パプリカなど)、ビタミンD(卵、干ししいたけ、海藻類など)

④スキンシップ、心を動かす
人じゃなくてもペットでも良い。触れ合わなくても、おしゃべりしたり、団欒したり。一人暮らしだったら、感動する映画や動画を見て泣くとかも良き。

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外出が少なくなることにより、冬季うつ病になる恐れもありますから、今のうちに可能な限り外出したり、運動する習慣をつけておくといいですね。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。



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