[イタリアで活躍する日本人 No,3] 金装飾革職人
イタリア伝統工芸の老舗工房の5代目として、伝統と新しい発想で作品を続ける日本人の金装飾革職人さんのストーリー
1881年に活版印刷の製本業社として始まったBuruscoli社。
皮革の修復、金装飾で家具などにコーティングなどがされてきました。
この街で受け継がれてきた金装飾の工房を、後継者がいない為畳まなくてはいけないかもしれない状況になった時、名乗りをあげたのが美菜子さんでした。
もともと革鞄の職人をされていたみなこさんですが、工房で4代目の師匠のパオロさんから学ばれて、すごく情熱を持って努力されてきた事と思います。
金装飾というのは、熱で温めた彫刻された道具を使って、革に金の装飾をほどこしていきます。
昔は、本や聖書の表紙などにも金装飾がされていたそうです。
そして美菜子さんは伝統を守りながらも、新たな試みで彼女にしかできない新しい作品を作られました。
それがこちらのバック。革鞄の職人でもあった美菜子さんは、先代から使われていた道具を使って、伝統と現代を融合させたアートなバックを作り出しました。
これを見た師匠は、これは素晴らしいと感動し、全ての道具と工房を譲ることを決め、美菜子さんが5代目としてふさわしいと認められた瞬間となったそうです。
この素敵なバックの他にも、様々なオシャレな革鞄や財布などのデザイン、制作をされています。
また、オーダーメイドで革の色や、アンティーク風なヨーロッパの鍵穴を使った装飾など世界に一つだけの物を制作していただけます。
ブルスコリでしか手に入らない素敵な作品は、オンラインネットショップなどで購入できるそうで、年に数回日本でもポップアップで販売されるそうです。
ブルスコリは”Associazione Esercizi Storici Tradizionali e Tipici Fiorentini”(フィレンツェ独自の歴史伝統的事業協会)という歴史をもつ伝統工芸の称号があたえたれる会員だそうです。
取材内容はこちらのYoutubeでご覧いただけます!
https://youtu.be/GbxNSbC1VXk
Pelletteria Bruscoli Dal 1881
Via Montebello 58/r 50123 Firenze Italia
https://goo.gl/maps/5AvHRcjybnMjky2z5
🖥 Website
http://www.bruscoli.jp/
Instagram: http://instagram.com/bruscoli_officiale
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