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303.ひめむすび Second Stage ~ひめのひな型~3 たまよりひめ

ひめむすび7 (2)

(やってきたことが一つにつながっていく)
(すべてのひめがつながっていく)

***

最後に本当にひめが導きたかったところに到達したときに、いったい、どんなことが起こるのか。

(初回からのセッションで出逢ってきた、自分の中にいる12ひめが、いっせいに降臨し、ステージに並んで、出迎えてくれる?)

(すべての種が自分の中にあることと、花が咲いたあと実を結び、次の種が芽吹いて成長してゆく兆しを、ゆるぎないものとして体感できる?)

そんなことを想像して、わくわくしています。

(本文より)

【はじめに】
【たまよりひめの神話】
【2段階のプロセスを経て】
【男性性的なやりかたと、女性性的なやりかた】
【サポートのひめ神からのメッセージ】
【三つ子を産む】

**************

【はじめに】

山下弘司先生の「ひめカード講座アドバンス」の課題として、受講生同士で「ひめむすび」のペアワークを実践中です。

「むすび」とは、別々のものを組み合わせることによって、「新しいもの」、「素晴らしいもの」が生れることを表します。

山下先生の講座では、日本神話に登場するひめ神のうち、12のひめ神を選び、日本女性が持っている魅力を象徴するものとしています。

ひめむすびは、「(愛される)おとめ」から、「(自分を輝かせる)ひめのひな形」を経て、「(相手を愛し育む)ひめ」になり、「(役を与える)めがみ」へと開花するプロセスです。

どなたにも、ご自身のひめ神がいます。
ランプをこすると魔神が現れ、願いを叶えてくれるように、ひめカードを引くと、ひめ神がそばに来てくれて、いっしょに行動してくれる気がします。

ファーストステージは、「(愛される)おとめ」の「喜びの土台」を築く4柱のひめ神とのむすび。
セカンドステージは、「(自分を輝かせる)ひめのひな型」を築く3柱のひめ神とのむすび。

7番めに登場するのは、たまよりひめです。

【たまよりひめの神話】

10たまよりひめ

アマテラスオオミカミの孫、ニニギノミコトと、サクヤコノハナヒメの間に生まれたヤマサチヒコが、兄のウミサチヒコから借りた釣り針を失くし、困って海の神の神殿を訪れたとき、たまよりひめの姉のトヨタマヒメにひとめぼれをし、二人は祝福されて結婚します。

ヤマサチヒコが地上に戻り、しばらくすると、ヤマサチヒコの子どもを宿したタマヨリヒメが、出産のために海の国から地上へとやってきます。

ヤマサチヒコは、大喜びで出産のための産屋を建てはじめますが、完成する前にお産が始まってしまいます。

トヨタマヒメは、本来の姿に戻って出産する自分を、決して見ないでほしいとお願いしますが、ヤマサチヒコはのぞいてしまい、巨大な鮫の姿を見て、びっくりして逃げ出してしまいます。

姿を見られたトヨタマヒメは、羞恥のあまり嘆き悲しみ、生まれたばかりの子ども(アマテラスのひ孫!)を置いて、海に還ってしまいますが、子どものことが忘れられず、妹のたまよりひめを地上につかわし、自分の代わりに、我が子の育て、成長のようすを知らせてほしいと頼むのです。

海から地上へやってきた、たまよりひめは、姉の子どもを大切に育て、成長したその子(甥)と結婚し、四人の男子を産み、育てます。

そのうちの一人が、後の神武天皇となります。

たまよりひめは、初代天皇の母として、日本神話における重要なひめ神です。

【2段階のプロセスを経て】

初めて、この神話のことを知ったのは、3年ほど前ですが、とにかく、びっくりしたことを覚えています。

妻に「見ないで」と言われたのに、夫がのぞいてしまって、取返しのつかないことになるのは、日本神話の「お約束」だとしても、産んだばかりの子どもを置いて、海に還ってしまい、自分が戻るならまだしも、海の世界にいる独身の「妹」に、陸に上がって、夫と子供の世話を頼むなんて……!

しかし、たまよりひめは、海の世界から陸にあがり(ステージアップ)、姉の子供を姉の夫と一緒に育て(ファーストステージ)、その子と結婚して、自分の子供を4人産み育て(セカンドステージ)、その一人が初代天皇になり、その母として歴史に名を残します(サードステージ)。

たまよりひめのキーワードは、
「母性」「育てる」「ステージアップ」
「(ほんとうの目的に達するために)2段階のプロセスが必要」

今回、たまきさんと私は、「2段階のプロセスが必要」というキーワードに反応しました。

たまきさんは、大学を卒業して、やりたかったことではなく、ちがう業種に就職をして、優秀な業績を残し(ファーストステージ)、離職後、やりたかったことを専門学校で学び、その業界で働いたのち、起業し、山下弘司先生と出逢い、研鑽を続けています(セカンドステージ)。

私は、短大卒業後、ライスワークとして、やりたいこととは関係のない業種に就職し(ファーストステージ)、余暇に、文章表現、アロマセラピー、ボディワーク、ヒーリング、コーチングなどを学ぶとともに、山下弘司先生と出逢い、研鑽を続けています(セカンドステージ)。

(ほんとうに欲しいものを手にいれるために別のことをする)。
(大好きなものに出逢うために、まず、違う道を進む)

最初のステージは、「ほんとうにほしいものにつながる道」だということを、たまよりひめは教えてくれます。

【男性性的なやりかたと、女性性的なやりかた】

(やってきたことが一つにつながっていく)
(すべてのひめがつながっていく)

今は、まだ、本番ではないのです。
本番の前の、大切な時間。

(ファーストステージで出逢った人に感謝をしたり、がんばった自分をほめたり)

このとき、「がんばった自分」というのは、「企業戦士」として、「男性性」の分野を使い、男性のような働き方をして、成果を残し、認められることが最善だと信じて、努力していたと思います。

自分がやりたいことではなくても、理不尽だと思われることがあっても、まったく初めての仕事で、どうしていいかわからなくても、上から与えられた仕事受け入れ、突然の人事異動に従い、真面目に、ひたむきに取り組み、残業もいとわない。

結婚もしていない、出産もしていない、たまよりひめに、突然くだされた、
「生まれたときから慣れ親しんだ海の世界から、誰も知った人のいない陸の世界に行って、姉が愛した人といっしょに、姉が産んだ子供を育てる」
という、むちゃぶりな辞令。

ところが、そこで与えられたミッションで、夢中で育てた「ほかの人が産んだ子供」が、自分自身の「最愛のパートナー」となり、その人との子どもを4人出産し、育てるセカンドステージで、たまよりひめの中の「女性性」が、つぎつぎにひらき、やがて、その中の一人が大化けするサードステージに繋がります。

(「たまよりひめ」の「たま」は、これまでのひめ神に象徴された女性性の数々)

「10の女性性が、すべてむすばれ、開花する」のが、たまよりひめの「母性」です。

そして、くくりひめの「むすぶ力」「本当の心に気づく」ことと、おとたちばなひめの「ふくらませる力」で育んでいくことが、女性性的なやりかたです。

世の中には、男性性的なやりかたと、女性性的なやりかたがあり、どちらかに偏るのではなく、調和(むすび)が大切だということを、日本神話の男神(ひこ)と女神(ひめ)が伝えています。

たまよりひめの2段階のプロセスとは、男性性と女性性の両方を知り、調和していくことではないかと、感じています。

そのことを視野に入れて、たまきさんと私は、「ひめの道」に進んでいきます。

ファーストステージでやってきたことをパートナー(強み・リソース)にして、どのようなものを産むのでしょう?

「ひめの道」には、残る3柱のひめ神 いざなみのみこと、おおひるめ、いちきしまひめが登場します。

◆サポートのひめ神からのメッセージ

今回のアドバンス講座の最初に、受講生全員で、講座をサポートしてくれるひめ神を、引きました。

(何を目指して、受講するのか)

今回のひめカード講座アドバンス講座を「車輪」として、たどりつきたい場所はどこなのか。
仲間や、モニターに協力してくださるかたと共に、どこに向かって進んでいくのか。
修了したときに、開花している魅力を、照らしてくれるひめ神です。

私が引いたひめ神は、「すせりひめ」でした。

7すせりひめ


たまきさんは、「たまよりひめ」でした。

10たまよりひめ

講座内のブレイクアウトルームで、そのことをお互いにシェアしたのが、ペアワークの始まりです。
「ステージアップ」にフォーカスしたことを覚えています。

サポートのひめ神は、軌道となり、ひめむすびのすべての段階の指針となるものです。

たまよりひめは、「育てることで成長するひめ神」

たまきさんを今回サポートしてくれるひめが、たまよりひめだったことの意味が、「ひめむすび」のセッションを通じて、どんどん変容し、核心に近づいていることを実感します。

最後に本当にひめが導きたかったところに到達したときに、いったい、どんなことが起こるのか。

(初回からのセッションで出逢ってきた、自分の中にいる12ひめが、いっせいに降臨し、ステージに並んで、出迎えてくれる?)

(すべての種が自分の中にあることと、花が咲いたあと実を結び、次の種が芽吹いて成長してゆく兆しを、ゆるぎないものとして体感できる?)

そんなことを想像して、わくわくしています。

【三つ子を産む】

そして、たまきさんと私は気づいたのです!

「ひめの道」の最後に登場するいちきしまひめが、スサノオの剣から生まれた「三女伸」のひとりだということを。

(三つ子が生れる!)
(三つ子を産んでいい!)
(三つ子を産もう!)

たまきさんの頭の中には、すでに、やっていきたいことの3つの柱が浮かんでいる様子でした。
私の中にも、漠然とですが、イメージが浮かんでいます。

(ひめむすび すごい)

ひめむすびをすることで、自分の中のひめが、目覚めていく歓び
いっしょにいる人の中のひめが目覚め、輝いていく軌跡に立ち会える歓び。

これまでのステージが豊かであるほどに、次のステージは、もっとすごい予感があります。
それがなんのかはわかりませんが、私には、どうしてもやっておきたいことがありました。

「ことだまを伝えるのも、ひめを伝えるのも、セッションにも歓びを感じるけど、クリエイティブなことを育てることを置き去りにしてきたので、この期間は、創作を集中してやりたい」

そう伝えた私を、たまきさんはしっかり受け止めてくださったあとで、

「いっしょにできないのかな?」

と、言ってくださいました。

〈ことだまとアート〉
〈ひめ神とアート〉

三つ子を産むなら、なんでもできる! と、わくわくした気持ちが広がっています。

浜田えみな

次回は、いわながひめです。

たまきさんと私が、「ひめむすび」で女性性を開花していくプロセスは、アメブロ、note で連載しています。

ひめむすび7 (2)

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「喜びの土台」を築く四柱のひめ神のセッションのまとめよみ。

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