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なんで日本人は会話の邪魔するの? Differences in culture: Why do Japanese people interrupt you in the middle of a conversation?

突然ですが、会話中にこのように思ったご経験はありませんか?

(この人、私の話にかぶせてくる~。話しづらいな…)
(私の話、聞いてる??さっきからほとんど反応してくれないんだけど…)
(ただ共感してほしいだけなのに、必ず自分の意見を言い返してくるなぁ…)

これらは相手側の聞き方に問題があるケースと言えます。
日本人同士の会話でもこのような「聞くスキルの欠如問題」にときどき遭遇しますが、難しいのは異文化間のコミュニケーションの場合です。

「日本人は話を聞くときにうなづきすぎる!」「日本人はあいづちが多く、こちらが話すのを邪魔してくる!」…といった英語話者の話も耳にします。

そもそも印象の良い話の聞き方とはどのようなものなのでしょうか?

というわけで今回は、印象の良い聞き方の要素の中で特に重要な役割を持つ「あいづち」にフォーカスして動画を作ってみました。

表現ポイント

今回はコミュニケーションに関する表現をまとめました。

① interrupt/邪魔する・割り込む
Why do Japanese people interrupt you in the middle of a conversation?
なぜ日本人は会話の途中でさえぎるの?

② Can you hear me?/聞いてる?

③ misunderstanding/誤解
Let me show you why misunderstandings occur between Japanese and native English speakers.
日本人と英語母語話者の間でなぜ誤解が生じるのかを説明しましょう

④ talk-time/話し中
 if you make an Aizuchi response to someone during their talk-time, English speakers might take it as a slight to them, like "you don't respect me.''
相手の話し中に相槌で返答すると、英語話者はそれを「あなたは私を尊敬していない」というように、その人を軽蔑していると受け取るかもしれません。

⑤ chime in/ チャイムを鳴らす→(転じて)相手の話に声で反応する
In other words, if the other person listens intently and doesn't chime in, it's not because they're not interested in what you're saying, but because they must respect your talk-time.

⑥ interaction/相互のやり取り・相互作用
Empathizing during the conversation is important in Japanese interactions.
日本語のコミュニケーションでは会話中に共感することが重要です

⑦ empathy/共感
First of all, empathy is such an important part of communication in Japanese society.
まず第一に、共感は日本のコミュニケーションにおいて非常に重要な部分です。

⑧ interject/口をはさむ
B-san gives a signal that "it's okay to continue talking'' by saying "Yeah, yeah'' and interjecting with  "Then?'' during the talk.
Bさんは、話の途中で「うんうん」と「それで?」と口を挟むことで、「話を続けてもいいよ」という合図を出します。

⑨ mutual/互いに
I realized that even though we have different communication styles, it is common for us to show mutual respect.
コミュニケーションのスタイルは違っても、お互いを尊重するのは共通していることに気づきました。

⑩ brag 自慢する
I don't like people who brag for too long.
自慢話を長々とする人が好きじゃない。

⑪ say bad things/悪口を言う
I don't like people who always say bad things about other people.
いつも他人の悪口を言う人が好きではありません。

「あいづち」をどう表現するか


なんと「あいづち」にピッタリした訳はないのだそうです。
ですので、文脈からAizuchi'' or Active Listening とか Audible responses とか Aizuchi responseなどと表現してみました。

直訳できる表現がないのは、「いただきます」や「もったいない」と同じで、それだけ「あいづち」が日本の文化や習慣と強く結びついているからでしょうね。

ところで、あいづちがなさすぎる人も困りものですが、あいづちが多すぎるとか、明らかに話を聞いていない感じのあいづちも気分が良いものではありません。

あいづちを打てばいい!というものではありませんので、そこは注意が必要ですよね。

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