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災い転じて福となる

今日は娘の共通テスト。

昨晩はとんかつを作って、今朝はお弁当を作って、送り出しました。

少し前から緊張している様子がビシビシ伝わってきていました。

「大丈夫だよ!!」

そう、声かけることしかなくて、何か気の利いたことを言わなくちゃ!
って、思ってもうまい言葉が浮かばなくて。

駅で降りるときに、娘から手を伸ばしてきた。

ハグした。

「深呼吸してね」

いやいや、緊張してるの私だって同じ。

娘と別れて、直売所に出荷した後、自分が落ち着きたくて海に寄り道した。

波の音を聞いて深呼吸。

私が試験受けるんじゃないのに、何緊張してるんだ!!

そんなこんなで、家に戻ると……

お弁当のフォークがなぜここにある???

あーー忘れた!!!

いつもより、気を使ってお弁当作ったのに、なんてこと!!

落ち着け落ち着け。

まだ、試験は始まてないはず。

ひらめいた!

試験会場の大学の近くに住む妹に電話した。

今日は夜勤で日中は家にいる。

「お願い!お箸を届けてほしいんだけど」

お願いと言うより、半ば強制的にOKをもらって、娘にライン。

娘は試験会場の先生に話をして、お昼休みに受け取る段取りをつけた。

その様子を知らせてくるラインで落ち着いている様子が伝わってきて、ひとまず安心。

起こることはすべて良いこと

そうだ、そうだ!!

絶対に何とかなる、大丈夫。

そう言い聞かせて一旦この問題から離れた。

そして、お昼。

無事、お箸を受け取ったと連絡がありました。

そして、夜。
試験が終わって、迎えに行くと

「かえって、緊張がほぐれてよかった。」

うんうん。
なんとなくそんな予感がしてた。

と、言うか、きっとそうなると思っていた。

思いが現実を作る。

お弁当が食べられなかったらどうしよう。
妹からお箸の受け渡しがちゃんとできなかったらどうしよう。
焦って、テストに集中できなかったらどうしよう。

そんな浮かぶ思いをすべて打ち消してみた。

妹は明るい人柄だから、もし会えたら、緊張もほぐれるだろう。

そう信じることにした。

実際、妹は試験会場の守衛さんに頼んでツーショットの写真を撮って、お菓子の差し入れもしてくれた。

結果大正解!

助けてくれた妹には感謝、本当にありがとう。

災い転じて福となる

大事な共通テストにフォークを入れ忘れるという大失態!

でも、何とかなる。

明日も共通テストに出かける娘。

すっかり緊張もほどけて、いい感じ。

娘のバックにこっそり割り箸を忍ばせておこう。

転ばぬ先の杖


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