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自宅出産について。

第二子の出産にあたっては、いろいろあって自宅出産をすることにしました。

自宅出産って、あまりスタンダードではないと思うのでどんな出産スタイルなのか、なぜ私たちがこの方法を選択したのかなど、2部構成でこちらで記録に残しておこうと思います。

今回は、私たちが選択した「自宅出産」とはどういうものか、メリットとデメリットに加えて、妊婦健診の内容や必要な物などについてまとめます。
次回は、なぜ私たちが「自宅出産」を選択したのか、細かく書き綴っていこうかと思います。

自宅出産とは

(注:以下記載の内容は、出典などはなく、私が経験・認識する範囲での内容です)

「妊娠期間中から全く医療介入せずに、出産すること」と結構な割合で誤解をされますが、そうではありません。
分娩(お産)のときに、家にかかりつけの助産師が来訪してお産の介助をしてくれ、出産する事をいいます。
もちろん妊娠期間中は、定期的に産婦人科ドクターに診てもらいますし、助産師による妊婦健診もあります。

私は第一子をクリニックで出産しましたが、出産場所が自宅であるという点と妊婦健診に助産師さんが自宅へ来訪されるという点以外には、妊娠期間中においては、そこまで変わりがないのかなと思っています。

自宅出産のメリットとデメリット

そもそも、私たち夫婦は2人目を妊娠した際に「自宅出産」を検討すらしていませんでした。なぜならメリットとデメリットを比較して、デメリットの方が大きいと考えていたからです。以下に我々夫婦が考えた自宅出産のメリット、デメリットを記載します。

●自宅出産のメリット
・産婦人科まで通院しなくて済む
・妊婦健診における産婦人科での待ち時間が無くなる
・妊娠期間中に助産師さんによる丁寧なケアを受けられる
・出産後、上の子のお世話を夫婦で見られる(上の子は2歳)
・立ち会い出産ができる
・産後の入院期間がないため、上の子の情緒が安定する

●自宅出産のデメリット
・分娩(お産)の時に、迅速な医療介入ができない
・産後の入院期間にあたる部分は自宅で過ごすため、安静にできない可能性がある
・産後、産院でのケアを受けられない
・産後、夫の負担が大きくなる

と、こんなところでしょうか。
特にデメリットの中でも
<分娩時に迅速な医療介入ができない>
と言う点と、
<産後、夫の負担が大きくなる>
と言う点がネックになり、当初は自宅出産をするなんて、考えもしなかったのです。

他にも、デメリットとしては
クリニックで出産すると受けられる「心が躍るサービス」が受けられないこともあります。

クリニックで出産すると受けられるサービス(一例)
・新生児や産婦さんに向けて、
 豪華なお土産をたっぷりくれる
・一流ホテルのフルコース並みの
 豪華なお食事と、おやつも提供される
・入院期間中はフットマッサージサービスや、
 ヘッドスパのサービスがある
・入院期間中のお風呂や、夜間辛い時など、
 赤ちゃんを代わりに見ていてくれたり
などなど・・・。

これから始まる、上の子との4人生活に向けて英気を養えるのは当初捨てがたくて、今ですら惜しい気持ちもあります。

そんな私たちが、なぜ自宅出産を選択するに至ったのかは別記事にて記載しますね。

妊婦健診はどうなるの?

自宅出産の妊婦健診は、
ざっくりと2パターンあります。

一つ目は、自宅に助産師さんが来訪して健診を実施してくれるもの。
二つ目は、助産師さんの提携する医療機関にて健診をするもの。
です。以下に細かく記載します。

①助産師さんによる妊婦健診
一般的にこんな事を行います。
・尿検査
・体重計測
・血圧測定
・児心音の確認
・むくみのチェック
・子宮底長、腹囲の計測
・子どもの向き(胎位)の確認
・妊娠期間中の過ごし方についての保健指導

※この保健指導が、私にとってはとてもとても良かったです。。これも別記事で記載しますね。

また、私がお世話になっている助産師さんからは上記の他にも
・足湯
・全身マッサージ
・体幹を鍛える体操、ヨガ指導
・お灸
・バースプラン設計
・夫とのミーティング(疑問点解消、産後の話)
などを妊婦健診中にして頂きました。
これは助産師さんごとに違う内容なので参考程度にはなりますが、いずれも妊婦の身体を温めることに主眼を置いたものとなっています。

胎児と妊婦は胎盤を通じて血液循環(栄養や排泄物のやりとり)をしているため、血液循環の良い身体作りが妊娠経過を良くするという考えから、身体を温める施術をして頂いてます。

②提携医療機関での妊婦健診
医療機関での妊婦健診時に行うものが主です。
妊娠経過に応じて、医療機関で必要な検査を実施します。
具体的には下記の通りです。
・尿検査
・体重計測
・血圧測定
・超音波エコー検査(児心音の確認)
・むくみのチェック
・血液検査(貧血など各種検査)
・子宮頸がん検診
・クラミジア検査
・糖負荷試験

自宅出産で、必要なもの一覧

・布団、シーツ(汚れても良いもの)
・防水シーツなど(布団を汚れから守るもの)
・バスタオル(5〜6枚)
・部屋を暖めるもの(エアコンではなく、ストーブ等)
・洗面器(産後、ママの体を拭く用)

・フェイスタオル
・パジャマ(前びらき)
・産褥ショーツ
・産褥パッド
・湯たんぽなどの保温用品
(産後はママの身体が冷えて悪寒を感じやすいので、温めるために。)
・体温計(脇下で測るタイプ)
・紙オムツ
・ガーゼハンカチ
・赤ちゃんの服

こんなところでしょうか。
意外と少ないなぁ、と思われる方も多いかもしれません。
必要な器具などは基本的に助産師さんの方で持って来ていただくので、こちらで用意するものはほぼありませんが、強いて言うなら上の5つが特徴的でしょうか。
それらについて、なぜ必要なのかを下記に記載します。

ー自宅出産で特徴的な用意するものと、その理由

・布団、シーツ(汚れても良いもの)
・防水シーツなど(布団を汚れから守るもの)
⇨分娩台が無いので、お布団などでお産をする。羊水や血液で汚れることもあるため、汚れてもよい使い古した布団やシーツがあると安心。

・バスタオル(5〜6枚)
⇨産まれたての赤ちゃんは羊水で濡れていて、すぐ拭いてあげないと体温低下し命の危険に繋がる。そのため、素早く綺麗に身体を拭き、包んであげるのに2〜3枚必要。また、ママ側も冷えないように手早く羊水の処理をしたり、お腹の上にかけて保温をしたりと何かと入り用。

・部屋を暖めるもの(ストーブ等)
⇨産院ではインファントウォーマーと呼ばれる、産まれたての新生児を直接温め、冷えの原因となる水分(羊水)を乾かす機械があるが、自宅出産ではそれが無いため、部屋をできる限り暖めておく必要がある。
エアコンだけでは赤ちゃんを集中的に温められないため、直接的に温められる電気ストーブのようなものが必要。

・洗面器(産後、ママの体を拭く用)
⇨産後は、しばらくシャワーにすら入れない。(私の場合、クリニックでの出産後は3日ほど入れなかった記憶が・・・)なので、産後は汗をかいた身体を拭きあげて過ごす。そのため洗面器のようなお湯がたっぷり入るボウルが必要。

このようなところでしょうか。

なぜ、自宅出産を選択したか?(要点)

こちらについては、次回の記事に記載します。
要点だけ、かいつまんで内容を列挙すると

・第一子の産後に起きたトラブルが、一番の決定打
・コロナ禍かつ、上の子がいる中での出産
・やっぱり立ち会い出産をしたい。

というところでしょうか。
詳しく書かないと分からない部分も多いので、その辺りは次回に。

それでは!

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