「おいしいコーヒーの真実」を知っていますか?

コーヒーは世界で最も日常的な飲物。全世界での1日あたりの消費量は約20億杯にもなる。世界市場において、石油に次ぐ巨大な国際的貿易商品でありながら、コーヒー生産者は困窮し破産せざるを得ない現実

Amazon  Prime Video 紹介文より

紹介文には、”コーヒー生産者は困窮し破産せざるを得ない”と記載されていますが、実際このドキュメンタリーを見ていると
そんな簡単な言葉で語られる内容ではありません
でした。

その衝撃的な内容

・コーヒー生産者たちは日給約58円(現レート換算)で働かされている現状。
・生産者家族は、顔にハエがたかり衛生環境も良くない。
・そんなギリギリの生活環境で、飢饉が発生。
・体重が9.5kgしかない3歳くらいの幼児の映像
(それでも医療を受けられるレベルの
 重度の栄養失調ではないと診断され、家に帰される)
・一方の先進国では、コーヒーが大量消費されている(生産国との対比)

この動画を見た瞬間に、
私は「ここにいる子どもが、もし我が子だったら」
と思い、強い恐怖を感じました。

赤ちゃんを含めて、子どもたちは全員こんなにガリガリに痩せ細って、
なのに十分な医療も提供されないどころか
衛生環境も最悪で、まともな食事すらできない。
勉強なんてもってのほか。
これじゃあ、何世代かかっても貧困から抜け出せない。

絶望しかない。

私に何ができるだろう?

だから、先進国に住んでいる者として
何か少しでもできることはないか、考えました。

それは、生産者に正当な対価が渡るように
・流通プロセスが明確にわかる商品を購入すること
(トレーサビリティ)
・安過ぎるものを買わないこと
この2点かなと思っています。

ちなみに、
このビデオでは「フェアトレード認証」を得た
コーヒーを購入することで
生産者の現状を変える事ができると
述べられています。
が、
「フェアトレード認証」だけではなく
「ダイレクトトレード」という取組みを行っている
民間企業があるようです。

「ダイレクトトレード」は「フェアトレード」とはどのように違うのか
「ダンデライオンチョコレート」というお店が出しているブログに
分かりやすい文章を見つけたので掲載しておきます。

フェアトレードでは認証団体側が設けた基準をクリアする必要があります。また、フェアトレード認証を受け、登録を維持するには一定の費用がかかりますが、ダイレクトトレードでは認証のための時間や費用が生産者側にかかることはありません。私たちには認証ラベルはありませんが、生産者と私たちの直接の関係性や信頼こそが基準となっています。

https://dandelionchocolate.jp/blogs/ourdays/619

こういった取り組みを実施している企業から
購入するという手法でもよさそうです。

そもそもコーヒーは、
ホッと一息ついてリラックスできるもの。
その生産過程に、こんな悲惨な現実があるなんて・・・
そう思いを馳せたら、もう二度と安いコーヒーを飲めなくなります。

悲しすぎて、リラックスどころじゃ無くなる。

どうか、悲しい思いをする人が少しでも減りますように。

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