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Emilie Flogeストーリー

立川ってどんなお店があるんだろう・・・?
グーグルマップで色々見てみる。駅の近くにケーキ屋さんがあるらしい。今日はそこに行ってみようかな。
休みの日のスイーツショップ巡りは私の日課だ。

電車の中で入念にチェック。伊勢丹の横のエスカレーターを降りてすぐらしい。インスタ見てると「ミルフィーユ」と「フィナンシェ」がウリみたい。
どんな店なんだろう。どんなケーキがあるんだろう。ワクワクとドキドキが高まってくる。想像しているだけでなんか楽しい。これぞスイーツショップ巡りの醍醐味だ。

立川駅についてマップ通り伊勢丹に向かう。伊勢丹の入り口の横を歩いていくとエスカレーターが見えてきた。
このエスカレーターを降りるとお店とご対面だ。さらなるワクワクとドキドキが高まる。

エスカレーターに乗って下っていく。不思議な「E」のマークとともに不思議な植物たちが見える。左側にはフィナンシェの看板が見える。ああここか。ケーキ屋さんじゃないみたい。
エスカレーターを降り近づいてみる。看板には「焼き立てフィナンシェ」の焼き上がり時間が書いてある。店内で焼きたてが食べられるのかぁ。美味しそうだ。
看板を見ていると白いエプロンの店員さんと目があった。目で笑顔をくれる。いざ入店。中から自動ドアを開けてくれた。「こんにちは!」笑顔でお出迎えしてもらった。

店内に入るとそこは日本じゃないみたいな雰囲気だった。柔らかいオレンジのライトが独特の空間を作っている。モダンだけど店員さんが柔らかい空気で迎えてくれる。どの店員さんも目が合うと笑顔で「こんにちは!」と言ってくれる。
ショーケースの後ろ側にヒゲのパティシエがいる。
ケーキを作っているところが見える。ヒゲのパティシエがこっちを見て「こんにちは!」と言ってくれた。なんかボスっぽい。
ショーケースには色とりどりのモダンなケーキとクラシックなケーキが宝石のように並んでいる。どれも食べてみたい。
「店内ご利用ですか??」と聞かれた。今日はイートインスペースで食べてみよう。
イートインスペース奥の壁に大きなミラーがあり昔旅行で行ったフランスを思い出した。

メニューを見るとランチは14時まででこの時間はスイーツがメインのようだ。おすすめは店内でしか食べられないパリッパリに焼き込んだミルフィーユのプレートだそうだ。ミルフィーユと季節のフルーツを一緒に食べるハーモニーを楽しむことができるらしい。
店内でしか食べられないというワードに引っ張られ、店員さんのおすすめを頼んでみることにした。

暫く席で待つとパティシエさんがプレートを持ってきてくれた。
「このミルフィーユはフランス産の粉を使って焦げるギリギリまでしっかりと焼き込み、粉の芳ばしい香りが感じられるように仕上げています。
お好きな季節のフルーツと一緒に食べてみてください。フルーツとの組み合わせで全然味わいが変わりますよ!」
おおなるほど。すごいミルフィーユっぽい。一口サイズにカットされているミルフィーユだけまずは食べてみる。「サクッ」美味しい。クリームと生地の味わいがたまらない。今度はイチゴと一緒に食べてみる。イチゴのジューシーさとサクサク感のハーモニーがまたたまらない。
プレートの外側にローストされたアーモンドに塩がかかっているものが添えられている。食べてみると甘じゃっぱく香ばしくて美味しい。美味しい塩は甘く感じるのか。色んな味が楽しめる。あっという間に食べてしまった。

帰りぎわショーケースの前を通るとバターの香りがふわっと漂ってきた。
焼きたてのフィナンシェが奥から登場だ。
「ちょうど今焼き上がったところです!」とのこと。
大きめの焼色がしっかりついたフィナンシェでとても美味しそう。「当日でしか楽しめないできたてのフランス産のAOCバターの香りを楽しんでもらえるようなレシピで作っているんですよ。」
その一言でお買い上げ決定。家のみんなのお土産にしよう。
「フィナンシェありがとうございます!ミルフィーユプレートいかがでしたか?」店員さんに聞かれ「美味しかったです。」と答える。

「ありがとうございました!またお待ちしております!」店員さんの声を背に袋から漂うバターの香りとともに店を出た。
ケーキも美味しかったけど一人でいったのに一人でないみたいな会話のある感じが良かったなぁ。電車に揺られながら、家のみんなにお店の話をしたくてたまらない。良い休日になった。

いただいたサポートはお店を通して皆様に還元させていただきます♪ 立川が今よりもっと素敵な街になることが私達の願いです。