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男は頼りにならないから自分でやる女


私は父に対して強い怒りがある。


それに気づいたのはここ数年の話だが
私は父が家にいるとすごく居心地が悪い。


朝は必ず、父親が出て行った後に
起きてることに気づいたのも
つい最近だ。(無意識だった)


理由は父と同じ空間に
居たくないからだ。


せっかちで、臆病で、不器用で
話がとてつもなくつまらない男。


いつも先のことを考えており
ビクビク、ソワソワと落ち着きがない。


父には1日のルーティンがあり
その枠から出るのを極端に嫌がる。


恐れと不安が相当強いので
同じことを何度も確認してくるし

一緒にいるとリラックスできない。


父の運転でドライブに行くと
途端に気分が悪くなる。


運転が苦手な父はパニックになり
荒い運転に気分が悪くなり
私の身体もキツくなる。


どこにも寄らずに早く帰りたがるし
いつでも帰ることを考えている。


旅行に行った時ですら
早く帰りたそうにしてる姿を見て
さすがに驚いたくらいだ。


家が一番安心するらしいが
家以外では不安でたまらないのだろう。


私から見たら父は退屈な男だ。


昔話ばっかりで会話がつまんない
生活音がうるさくて落ち着きがないし
頼りにならない気の小さい男。


私はこんな父といると
すごくイライラしてくる。


くしゃみがうるさい!
あくびまでうるさい!
全ての物事が大袈裟!


お願いだ…
いい加減落ち着いた
大人の男性になってくれーー!


あっ、父はもう70過ぎていた…


それが私の理想像なのも分かっているし
父の優しさも頭では理解できている。


だけど、どーーーしても
一緒にいるのが苦痛なのだ。


お前と過ごすくらいなら
一人でいた方がマシやーーーー!!!

と何度そう思ったことだろうか。


そしてその矛先は
私の目の前に現れる男性へ向けられた。


どいつもこいつも
つまらん男ばっかだな!怒


このセリフを人生で
何度吐いたことだろう… 笑


私の目の前には
情けなくて、臆病で、子供みたいな
話のつまらんバカな男ばっかりが
現れた。(ように感じていた)


もう男なんかに期待するのやめよう!


こんな奴といたって全然面白くない!
一人でいた方が楽しいわ!!!
頼りない男といるくらいなら
一人でいた方が楽やわーー!!


本当は男性と楽しい
時間を過ごしたいけど…
本当はもっと男性に甘えたり
頼ったりしたいのだけど…


それが叶わなかった私は
いつの間にか男性に期待するのを
やめてしまっていた。


いや、男性ではなく「父」に
期待するのをやめたのかもしれない。


私の中の男性像は父親なのだろう。


目の前に現れる男性に父親を投影して
このクソつまらん使えん男!
と心の中で密かに呟いてきた。


信用できない、バカばっか
役に立たない、頼りにならない
急かされる…


昔、友人に私は男性に対して冷たい
と言われ、初めて男の人に対して
冷たい態度を取っていたことに気づいた。


その時までずっと無自覚だった。


そして思い出した。


私は父に対して冷たく接している…
基本的には顔も見ないし、無視している…


私の機嫌がいい時だけ話しかけたりするが
基本的には鬱陶しい存在として認知してる。


まさか父親へしていた態度が
他の男性にも出るなんて驚きだった。


あなたと過ごすくらいなら
一人でいた方がマシだわ!!!


あなたに頼るよりも
自分でした方が上手くできるわ!!!


そのセリフ通り
私は男性の力を借りることや
男性と楽しむことを諦めてきた。


だって一人でいた方が
スムーズで楽しいからね。


だけどそのセリフが本音じゃないのも
心のどこかで分かっている。


本当は頼りたい、甘えたい…


私は本当は父親に…
異性に愛されたいのだと思う。


私に異性を愛せる日が来るのだろうか。


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