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思い切り弱くなり、思い切り落ちる覚悟


私たちはどん底に落ちないように
自分自身をコントロールしながら
生きてることになかなか気づけない。


私もずっとそうだし
今でも落ち込むことや止まることに
恐怖を感じることがあります。


落ちることや止まることは
ネガティブな行為だと思ってる人は多く


落ちないように止まらないように
必死で自分を動かしているのでは
ないかと思います。


辛いことがあっても
落ち込む暇を与えずに動き回り
少しでも早く前向きな自分になるよう
自分自身をコントロールします。


ドラマや映画でも
落ち込んでる人を励まそうとしたり
救おうとしたり元気付けたりする人が
ヒーローみたいに描かれています。


キツくても止まることをせず
止まってしまったら全てダメになる!
そんな恐怖に突き動かされて
前に前に進んでる人もいます。


前に進むことこそ素晴らしい!
というのさえ思い込みに過ぎない
なんてまるで思えませんよね。


そうやって
いつも素晴らしい自分でいるために
本当の気持ちをコントロールすると
どんどん自分が分からなくなっていき


本当の私って何だろう…
と自分迷子になっていきますが
これが今の日本人のほとんどだと思います。


とても辛いことがあった時や
泣きたいくらい悲しい時にでも
私たちは笑っていようと努力しますね。


怒らないようにも努力しますし
一秒でも早く明るい自分になろうと
その感情に抵抗したりします。


しかし、どん底まで落ちてやる!
ととことん落ち込んで泣いた後に
なぜかスッキリしてるという経験を
したことがある方も多いのではと思います。


失恋のショックも紛らわそうとしたり
悲しむことを避けたりすればするほど
長引いてしまったりします。


私はずっと落ちないように
自分をコントロールして生きてきましたが
生理前にはコントロールが効かなくなり
ドカン!と重たい感情が出てきてました。


ある時、その感情に抵抗するのをやめ
とことん落ちる覚悟をしたことがあります。


どん底の感情から逃げずに味わうんだ…
どうせこれもまた過ぎてゆくから…


落ちたって構わないと感情を受け入れたら
落ちてる時間が短くなりました。


しっかり下に落ちたら
自然と上がっていくのが
自然の原理のようです。


コントロールするということは
上がることだけは許可するけど
落ちることは許さないという
抵抗のエネルギーが出ています。


抵抗すればするほど苦しい。



落ち込むことや悲しむことはいけないと
早く明るくて元気な自分に戻らなきゃ!
と必死でネガティブな感情を押し込めるけど
案外感じてしまった方が後は楽なんですね。


一生落ちたままだったらどうしよう…
と怖くなる気持ちはとても分かりますが
上がったり下がったりを繰り返し
どんどん上がっていくから大丈夫。


元気な自分だけじゃなくて
泣いてる自分も弱ってる自分も
存在していいんです。


落ちる時間が長いのであれば
それだけ自分をコントロールして
自分の感情を感じないように
してきたんだと思いますよ。


思い切り落ちる覚悟がないと
人は本当の意味で幸せにはなれない
と私は思います。


なぜなら
落ちることに怯えながら暮らすことは
心に平和や安らぎをもたらさないから。


だから思い切り弱くなって
潰れて、泣いて、拗ねて、怒ることを
自分に許したなら…


弱くなればなるほど強くなり
止まれば止まるほど前に進む


そんな不思議な世界が待っている…


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