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体調不良の私に必要だった意外なもの


高校生の時に生理不順になり
それ以降は生理痛やPMSで
どん底に落ちる人生を繰り返してきた。


HSPは疲れやすいとはよく聞くが
慢性疲労もあり、とても疲れやすい。


仕事はもちろん、趣味をしても
身体のためにと運動しても
すぐに疲れるので続かない。


とにかく疲れない身体が欲しくて
健康食品を食べたり
食事療法を試してみたが
あまり変化はなかった。


それもそのはずだ。


私は弱い私のまま生きるのが
怖くて怖くてたまらなかったから。


疲労というのは恐れの蓄積である。


恐れに支配された状態で
健康のためにとアレやコレやと
やったとこで根本解決にはならない。


根本解決のために自然療法を
試していたのにも関わらず
動機が恐れだったということに
私は全く気づいていなかった。


18年間もだ。


最近は生理後の体調が戻らず
まだエネルギーが足りていない。


毎週の習い事に通うことすら
ものすごくプレッシャーに感じる。


通うのすらしんどい。


ピアノが弾ける人になりたくて
踊りが踊れる人になりたくて
憧れてはじめた趣味すらも


今はストレスの一部だが
私は中途半端に辞めることに
抵抗もあり手放せずにいる。


仕事に趣味にと
私は充実した日々を
送っていたと思っていた。


しかし、それはどこか
仕事に趣味に充実してる女でありたい
という願いが込められてる気もする。


つまりは
そういう女性は素敵でカッコイイ!
という私の憧れのテンプレである。


先日、私は一人で温泉旅へ出た。


久しぶりに
知らない土地で一人で過ごし
念願の温泉にゆっくり浸かった。


出発を決めてから
心が喜んでるのが分かった。


心が躍るってこういうこと…?
魂が喜ぶってこういうこと…?


そう感じたのは久々で
心が躍るという感覚を感じたのは
随分と久しぶりな気がした。


私はどうやら
心が躍るような日々を送って
いなかったらしい。


そういえばいつも
一人で旅をする時は心が躍る
という感覚を感じていた気がする。


電車で移動する時、飛行機に乗る時
これから新しい経験ができるんだ…


そんなワクワク感やトキメキ感が
すごくすごく大好きだった。


私には今、何かを達成するとか
何かを成し遂げることよりも


心が躍る時間を増やすことの方が
必要なのではないだろうか?



4月も後半を迎えた一人旅の翌日
今月で一番体調が良い自分に気づき
そう思った。


久々に元気な自分がいるのは
温泉効果もあるとは思うけど
あのウキウキ感やトキメキ感
のおかげだと思わずにいられない。


私は元気になるために
休息を取ったり、何かを食べたり
そんなことばかりしてたけど


本当はもっと
心が躍るような時間の方が
薬になったのかもしれない。


一人旅に出るたびに
私はあの幸せな感覚を思い出す。


私には遊びが、トキメキが…
旅が足りなかったんだ。


そこだったんだ…


幸せになるための今でもなく
健康になるための今でもなく


ただシンプルにウキウキっとする
あの感覚に従えばエネルギーが
満ちたんだ。


そう思えるようになったのも
何者でもない自分になる恐れ
と私が向き合ったからだと思う。


私は弱い自分になりたくなくて
カッコ悪い自分になりたくなくて
必死で生きていたから。


自分の恐れが大きい限り
心が躍るという感情を
キャッチしにくいのではと思う。


なぜなら
心が躍ることよりも
自分が何者かになることの方に
魅力を感じてしまうからだ。


仕事で成功することとか
趣味で輝くことの方が
カッコいいと思ってたし。


何の意味もないようなことは
後回しにされていた。


心が躍るあの感覚を
私は日常でどれだけキャッチ
できるだろうか?


きっとあの感覚は毎日の生活の中でも
感じることができると思うのだ。


その感覚さえ見逃さなければ
私の毎日はトキメキで溢れ出す。


旅をしていても、していなくても
私は世界中のどこにいても
満たされて生きていける。


もっと遊びが必要だ。


何の意味もない
何の役にも立たない
そんなことだとしても。


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