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8年で見出した、子育て5か条 「無償の愛でレジリエンスを鍛えよう!」親が子に与えられるものとは…?

 時は流れ、大学在学中に出産した長男は今年の春から小学3年生の年になり、私は30歳になった。そして、一ヶ月後には、待ちに待った次男を出産予定・・・!8年ぶりの1からの子育てスタートを記念して、8年前の自分に伝えたかった、自身の子育の指標を備忘録としてまとめてみる。

親になるまでは、「子育て=自分の分身のような存在を、教育し育成する」というイメージをもっていたが、実際は全く違った。

生まれてきた子は、私とも父親ともまったく異なる個性をもった一個人だったのだ。その一個人と深い関係を築いてくというのが、子育ての定義としてより的確かもしれない。その手段としてひたすら対話を重ねたり、生き様を見せて視野を広げる。本当にそれしかできないのよ…!

第一条:無償の愛で失敗のセーフティーネットを張るべし。

 親子が一緒に暮らせるのは、人生の1/5程度で実はとっても短い。その短期間で、親が子に与えられるものは実際は一つしかない。それは無償の愛である。「どんなあなたでも受け入れるよ。」という姿勢は子どもレジリエンスを鍛える。*レジリエンスは、人が困難や逆境の中にあっても心が折れることなく、状況に合わせて柔軟に生き延びようとする力のこと。

 具体的に私が行った愛情表現は、以下である。
・相対的な評価ではなく、子ども自身の具体的なチャームポイントを唯一のものとして褒め続ける。
・頻繁に抱きしめる。
・つねにリスペクトを忘れず、感謝の気持ちを伝え続ける。
・結果で評価せず、こどもの行動のプロセスをしっかり見つめてあげる。

 頻繁に抱きしめてオキシトシンを分泌させてあげよう。抱きしめれば、親自身も優しい気持ちになることができる。子育ては、ときに理不尽なこと多くあり、親がパニックに陥ることも茶飯事だ。そんなときは、子どもの可愛い顔を見つめてみよう。抱きしめて匂いを嗅いでみよう。

無償の愛を与えることで、彼らが社会に出たとき、失敗してもいいという安心感を与えることにつながっていく。

第二条:クリティカル思考でストレス耐性を作るべし。

 神経の過敏さにはもちろん生まれつきの個人差があるものの、クリティカルに物事を考える習慣で、ストレス耐性を鍛えることができる。クリティカル・シンキングとは、答えのない問題に自らの最良の考えをみつける必須の思考法である。私が個人的にやってよかったことは以下の2つ。

・コミュニケーションの中で、常に物事のPro & Conを羅列する習慣をつけること
・「本当にそうだろうか?」と自問し続ける習慣づくり

それらを会得することで、感情に走らず落ち着きをもつことができ、他人の意見を傾聴する余裕が生まれ、結果的に情報を鵜呑みにしないリテラシーを得ることができるのだ。情報過多のこの時代に最も重要な能力かもしれない。冷静に考えれることで、こどもがそれらができるようになると結果的に、ストレスに強い子どもになる。

第三条:フロー状態を観察し、出る杭を見つけべし。

 もちろん、一番の役目は安心感を与えることであり、社会的に成功する人物に育てあげることが子育てのゴールではない。しかし、「子どもが一生涯情熱を傾けられるものを発見する」お手伝いができたら、お互いに幸せなことこの上ない。

 私ができることは、彼の興味のシグナルに目を配り続けることである。そのために、傾聴に徹し、インタビューをし続ける。ときには自身の意見を主張せず、子どもの考えを引き出す。

 好きだからこそ、フロー状態になれるそんなアクティビティはどんな子にもあると思う。それを自覚させてあげて、伸ばしてあげるのにぜひ一躍担いたい。その時、過度に期待したり、がっかりしたり批判的にならないようにしよう。即座にフィードバックをして、一緒に成長していこう。

第4条:決定は子どもに委ね、親は自分の人生を謳歌すべし。

 無論、スマホに入れるアプリ、棚に入れる本など、制御可能な選択肢を整えることはある時期までは大切である。我が家も毎晩の読み聞かせや、図鑑をさりげなくリビングに置いてみたり、夫や私の仕事道具で遊ばせることをしてきたことで、彼の恐竜好きや将棋好き工作好きは加速していった。しかし、人生を決めるときには、絶対になにかを強制してはけしていけないことを肝に命じたい。
 成長とともに、選択肢は外界に無数に出現し、学校やサイバー空間で、子どもたちの社会スキルが磨かれていく。そのときに決定権を委ねることができるまでの信頼関係をつくることを幼児期のゴールである。そのため、「あなたならどうする?」という問いかけをしながらの対話を続けたい。

そして、献身的になる親御さんほど忘れがちだが、親が人生を謳歌し、生き様を見せるというのも親の重要な役割である。親が好きなことを仕事にしていれば、子どもも影響を受ける可能性もある。親が楽しそうにいつまでも勉強をして知的好奇心追い求めている姿を見せることで、子どもも勉強が好きになる。逆に親の悪いところも深く彼らは観察していて、反面教師として見ていることもあるのである。子どもが生まれても自分の人生を生きよう!

第五条:早期教育<<体験に投資。教育市場の無限課金ゲームにハマらない信念をもつべし!

 市場化してしまった教育と言うものは無慈悲な面を持ち合わせている。もしかしたら、資本主義社会の欠点と言っても過言ではない。課金しようと思えば際限なく課金ができるのである。親の将来への不安に漬け込んだり、虚栄心を煽る商法も多い。
 しかし、それらの情報に踊らせされて冷静さと財産を失ってはいけない。 
 もしかしたら、あなたの周りの優秀な大人は、恵まれた教育環境にいた人が多い傾向にあるかもしれない。しかし、子どもたちを取り巻く現代が変化していることを忘れてはいけない。無料の情報や、お金を稼ぐ手段は、指数関数的に増え続けている。最終的には、親子でリテラシーをあげていくことが重要になっていく。
 多くの教育関連本を読みながらも、いかに自分自身のぶれない信念をみつけていくことも大事である。親が意識をアップデートし続け、子どもの個性にあった教育をともに選択するしていこう。
 また、早期教育やIQを高めるための訓練に通わせるより、実際に五感を使った体験に投資したほうがよっぽど良い。博物館、ワークショップに参加したり、家で料理や科学実験をしたり。多様なロールモデルに出会う確率を上げるためにも、親自身が社交的であることが重要だ。テキストを通して学ぶよりはできるだけ、体験を通して学んだ記憶は前者よりも定着しやすい。

終わりに

 とにかくこの8年は自分が親として成長することができた濃い8年間だった。きっとこれからも悩んでいくし、我が家のテレビやゲームのルールなども成長とともに月1で見直し、夫とだけでなく、当事者である子どもとも逐一相談しながら進めていきたい。
 結局は、子も親も一人の人間同士。彼らが自立するまでに多くのことを話し合える関係性を目指し、自分の人生を楽しんでいきたい。。!

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