開会式

夏の大会開会式。
観覧に来る人は少ないのかと思っていたが
驚くほどの混雑だった。息子、娘の姿を見たい親、野球ファンの方、大会関係者たくさんの人が集まっていた。ライト奥から学校ごとに選手が入場し号令をかけながら行進する。
初めての光景に興奮してしまった。甲子園さながらじやない？夢がまた大きくふくらんだ。
息子もしっかりと足を上げ腕をふり歩いている。凛々しい表情。この子も高揚しているのがわかった。
選手宣誓のお世話になった方に感謝しているという言葉にじーんとする。たしかにこの子たちは親や監督さん、学校関係者、友だち、先輩、たくさんの方にお世話になってこの場にいる。親としても感謝している。同時に、こんなキラキラした場所でわが子の姿を見させてくれてありがとうと言いたくなった。ここを歩けるということはチームのなかで熾烈な競争を勝ち抜き背番号をつける選手だから。子どもたちががんばったおかげで晴れやかな舞台にいるわが子を見られるのだから。こちらこそありがとう。よくがんばった。
そしてこれから一枚の切符を目指して対学校の競争が始まる。勝ってあたりまえな試合はないのだ。一戦一戦、謙虚に強気で貪欲に勝ちにいく。毎試合毎試合の積み重ねが欲しい切符を手に入れる道なのだ。
全力で強い気持ちで試合に臨んでほしい。必ず勝って終わってほしい。嬉し涙を流してほしい。私たちも力の限り応援する。必ず拍手で終わる。くちゃくちゃになって泣いて喜びたい。