自分が心地よいポジション
会社員時代、まだ自分が管理職になる前の頃、課長のサポート役という暗黙のポジションに長くいた。
上は変われど、そういうポジションというものにふられる仕事は、だいたい決まっている。簡単にいえば、本来はその人がするべき雑務や連絡、事務作業だ。
「これって、ほんとは課長の仕事じゃないの?」という一抹の不満と疑問をほんのりと持ちつつも、中間管理職ではないナンバー2は自分にとってちょうどいい場所だった。
いろいろやってみて思うところ、私はそもそもは一番上に立つ立場があまり向いていない。
パブリックな動きをしてくれる上がいてくれたら、その実務をいい感じに後ろでまわすというのが、自分の力を一番発揮できるし向いているし、楽しかった。
この時期になると、10月が期の始めの会社などは、次の人事に関していろいろなうわさが飛び交ったりするものだ。誰が来るとか来ないとか、内示があったとか無いとか。
今日は暑さの中に、少し秋めいた日差しを久々に堪能したせいか、急にそんなことを思いだした。
“季節の本屋さん”における、よりよい本の選定に使わせていただきます。