手放すと、入ってくる。
手放すと入ってくるとは、よく耳にする話。
これは本当にそうかもなあと、感じることがよくある。
事務的なことでいうと、たとえば請求書。
基本、弊社はわりと早めに支払うスケジュールを組んでいるが、いろいろなタイミングで、若干、月末にずれ込むことがある。
すると、売上がなんとなく停滞する。
あれ、お客さまのご来店がちょっと薄いなあ、と思いながら支払いをすませると、滞りが取れたようにお客様が入って来られる。
たとえば仕入れ。
まだ、これがあるからと少し仕入れをさし控えていると、なかなか動かなかったりする。
お客さまの選ぶ楽しさを考えて見込んで仕入れをすると、以前に仕入れた商品も一緒に手に取っていただいて動いたり。
個人であっても、後生大事に握っているもの(スキル・経験とか、断捨離的なモノとか)を手放すと、新たなものが入ってくるとか。
これは、一体なんなんでしょうね。
不思議だけれど、何かそういう法則性のようなものを感じる。
持てるものはできるだけ手放して誰かやどこかにまわしていくことで、また自分にも新しいものが回ってくるのかなあとか。
そんなことをぼんやりと考えている、少し秋の風を感じる夜。
“季節の本屋さん”における、よりよい本の選定に使わせていただきます。