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息子の世界観を大事にする

こんばんは。NLPコーチの松岡恵美子です。

今日は息子との話です。私には16歳の息子が一人いるのですが、彼は発達障害があり勉強が苦手です。そんな彼が習い続けているものの一つがチェロです。

元々はお友達が一緒にやってみない?と声をかけて下さったことがきっかけで同じ先生のところに通うようになって、今年の4月で7年が経ちました。今も週に一回〜二週に一回のペースで通っています。

今年は2年ぶりに演奏会が開催されることになり、今日は当日、伴奏してくださるピアノの先生との音合わせでした。

今までは息子から音合わせの時は「お母さん、来てくれるんやろ?」と聞かれていたし、私も行くのが当たり前。彼に任せてしまうと当日の集合時刻や服装の確認などが抜けてしまったり、プログラムを忘れて帰ってきてしまったりするのでフォローが必要だったから。でも今年は本人に聞かれなかったことをいいことに、彼に任せてみることにしました。もし、抜けていたら先生に後で伺えばいい…と私自身に言い聞かせて。教室前には送って行ったけど、駐車場で待機することに。

道中の車内で、息子がいつもより無口だったので「元気ないけど大丈夫?」と聞くと「本番が近いと思うと、緊張してるんや。」とボソッと一言。でもちゃんと一人で大きなケースを肩に担いで教室へと入って行きました。

何となく落ち着かない気持ちで待っていたけれど、音合わせが終わって出てきた彼の顔は少し嬉しそうでした。

「先生にテンポもいいし、ちゃんと弾けてるって言われた。本番ではもうちょっと強弱を意識して弾いてって。」と指導をいただいたことを教えてくれます。

「うーん、今の時点で強弱を指摘されてるって、音楽になってないってことじゃないの?」

と、つい言いそうになったのだけど、NLPの基本原則『人は持てる限りのリソースを使ってベストを尽くしている』を思い出してグッと堪えました。

彼にとっては「譜面通りのテンポでちゃんと弾く」が大事なことみたいだってわかったから。それに本番前に緊張してるって言ってる人に対して、弾けてないんじゃない?って自信喪失させてどうするのって話ですね。

NLPを学ぶ前の私は何の躊躇いもなく、私の価値観を息子に押し付けてしまってたなということに今更ながらに気づきました。他人様にだったら間違いなく言わないのに、息子には言ってた。

もちろん、より上手くなって欲しいとか良かれと思ってではあるけど、それは彼が望んだ事じゃない。今も自分の思いや状況を的確な言葉で表現するのが不得意な彼が、さらに幼い時は私の価値観で締め付けられることに、今以上に言い返すこともままならず、きっとたくさん苦しい思いをさせたことでしょう。今になって、とても申し訳なく思います。

でも気づいたからといって、それがすぐになくなるかというと哀しいかなそれはまた別の話。まだまだ口から要らないことが飛び出しそうになるのだけれど、ここからは私のトレーニングです。

一人で音合わせに行って、講評の内容と明日の集合時刻と場所を確認してくるというミッションのうち、集合場所の確認は忘れてしまってたけど他はなんとかクリア。ここでも誰かを信じて任せるということは、私にとってすごく不安なことなんだなという事に改めて気づきました。これも私に必要な学びに違いありません。

私の修行は今後も続いていくので、また気づいたことを書いていこうと思います。今は明日の演奏が彼自身が納得できるものになったらいいなと願うばかりです。

私の試行錯誤が、子どもに向き合ってみえる中で悩まれているどなたかの参考になれば幸いです。

もし、お子さんとの向き合い方にモヤモヤするけどどうしたらいいんだろう?そう思われた方がいらしたら、1度無料コーチングを受けてみませんか?気軽にお声掛け下さい。

今日もここまでお付き合い下さってありがとうございました。あなたの明日が心穏やかな日でありますように。

松岡恵美子

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