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川原枝美子の事故物件あるある❶お祓い

いざ事故物件に住むとなったら、「住む前にお祓いするの?」という疑問が出てくる人も多いです。

私がご案内した方々は、ほとんどお祓いしてました(笑)

ただし、こういうケースのお祓いってあまりされたことある方は少ないかと思うので、事故物件に住む前のお祓いについて少しご紹介したいと思います。

お祓いの費用

「お祓いの費用は自腹ですか?」という質問は多い。

初期費用に含まれていたりはしないので、基本的に自腹です。

「いくらくらいするものなんですか?」という質問も多い。

基本的にお坊さんに包むのは最低でも3万円です。

「自然死なら3万円、自殺なら5万円。そして、殺人の場合は7万円」と仰ってる方もいらっしゃいます。

基本的には亡くなられた方の供養なので、お坊さんへお支払いする分の料金がかかってきます。

「亡くなった方の宗派は調べられるんですか?」という質問をいただいたこともありました。

基本的にこの場合は宗派は関係ありません。

遠方のお坊さんにお願いすると、その分交通費もかかってしまいますので、基本的には近場のお坊さんにお願いするケースが多いです。

お祓いの準備

予定を合わせて日程を決めて、お金を準備するだけではなく、実は他にも準備するものがあります。

それは「供物」です。

お米や野菜、果物、お酒、五穀、塩などの供物が必ず必要になります。

ご存じなかったら大変なので、念のためこちらから「ご供物はご準備できますでしょうか?」とご確認を取らせていただいてます。

それなんですか?くらいな顔で返される事も少なくないのですが…(汗)

当日お祓いができないなんてことがないように、費用をいただいて当方で用意するケースも少なくありません。

マンションやアパートなどの場合は、だいたい5000円くらいです。

会社さんや一軒家の場合は、敷地全体がお祓いの対象になるので、供物も多めに用意する必要があるため、だいたい1万円ぐらいいただいています。

そして、その供物については、お焚き上げという形で処分いたします。

オーナーがお祓い

実は賃貸で貸し出す際に、オーナーさんが入居者を募集する前にお祓いするケースも少なくありません。

特に、故人が身内の場合は、ご供養になりますのでお祓いしている事も多いです。

入居を検討されてる方の中には、「既にお祓い済みですか?」と聞いてくる方もいらっしゃいます。

実際にお祓いが終わってたとしても、それを示す「証拠」のようなものってなかなかないんですよね(苦笑)

なので、お祓いの様子を撮影しておいて、それを「証拠」とするケースもありました。

ちょっと笑ってしまうような話かもしれないですが、、、実際こんな作業が発生するのが事故物件です。

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