眠れない夜に星座の話をしよう、沼澤茂美-新潟の写真家

天体写真家というジャンルがある。

夜空は、晴れの日にしか撮れない。だから、天体写真家は傘を持たないのかもしれない。

天体写真家の中でも単著と共著を合わせて30冊以上出版している人は彼しかいないのではないだろうか。天体を写すだけではなく、神話を添えて星空を見せてくれる。それが新潟出身の沼澤茂美さんだ。

沼澤さんは、新潟県胎内市で毎年夏に開催される国内最大級の天体観測イベント「胎内星まつり」の代表でもあり、天体の面白さを広く普及させる活動もしている。2019年で36回を迎えた祭りの3日間の来場者はなんと2万人を超える。当初は200人ほどだったが、ハレー彗星の接近で、天体観測に注目が集まり、国内から数多くの人が訪れるようになったという。

しかし、今日は写真集ではなく絵本の紹介をしたい。

彼は現役のイラストレーターでもあり、そのこだわりがこの本に現れているからだ。少々大人向けなので、子どもには、噛み砕いておはなしをする必要があるが、寝る前にうとうとしながらベッドの傍のランプを灯してコラムを読むのにちょうどいい。

こちらは絵本と書いてあるが、神話とセットで優美な星空がフルカラーで楽しめる一冊だ。

最後に、沼澤さんが2015年に福島で撮ったラブジョイ彗星を引用して終わりたい。彗星が大好きなので。

スクリーンショット 2020-04-11 18.53.05

新潟県村上市の観光案内ホームページよりhttps://www.city.murakami.lg.jp/site/kanko/numazawa-photo.html


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