新しい時代のセルフヒーリング

セルフヒーリングとは、字のごとく、そのまま「自分を癒やす」という意味なのですが、実はヒーリングとは「浄化する」ということでもあります。

つまり、セルフヒーリングとは「自分を浄化する」ということです。

今までは「ヒーリング」というと、施術者がエネルギーを送ることで、相手の身体に何らかの変化を起こし、結果的に「病気を治す」「痛みを取る」という形で作用する･･･というイメージだったと思います。

でも、本来は「自分を浄化して、心身共にクリアになっていく」ことです。

ですので、エネルギーを注ぎ足して満たしていくのではなく、基本的には「不要な物を取り除いていく」ことになります。

自分の中にある「余分なもの」「不要なもの」を取り除くことで、自分の心をクリアにしていき、「本来の自分」を取り戻していくことで、自分自身を癒やしていく･･･という訳です。

それでは、自分の中にある「不要なもの」「余分なもの」とは何か･･･について説明します。

取り除くべき【余分なもの・不要なもの】とは、「物」ではなくて「価値観」のこと

私たちはこの世に誕生したとき、魂の意図に沿って生きていくことを決意して生まれてきました。

でも、人間社会は、様々な価値観が溢れかえっていて、人間が２人以上集まる場所では、大なり小なり「価値観と価値観のぶつかり合い」が生じ、常に争いが絶えません。

仲が良いと思っていた相手でも、また、血を分けた親族であっても、他人である以上、価値観が思考がピッタリ一致することなど絶対にありません。必ず自分とは異なる部分が、相手の中に存在しています。その逆も然りです。

結果、それが原因で、些細なことから価値観がぶつかり合うこととなり、言い争になったり、しこりが生まれてギクシャクしたり、相手との関係が悪化してトラブルが生まれます。

この時、摩擦や衝突がまだ小さい内に、お互いに腹を割って正直に自分の気持ちを伝え合わなくてはいけません。話し合いによって「価値観の擦り合わせ」を行うことで、互いが納得いく形でトラブル解決の出口を見つけるのです。また、出口が見つからない場合は、いつまでも相手に執着しないで、相手との関係を断ち切り、潔く手放すことも大事です。

自分も相手も「無理をしない」「我慢しない」「お互いが平等に幸せになる道」を見つけ出し、それを実行・実践するのです。

関係を続けるにしても、断ち切るにしても、結果はどうであれ、こうしてキチンと相手と向き合うことが、お互いの「学び」と「気づき」に繋がります。

すごく面倒でエネルギーの要る作業ですが、人間関係を良好に維持するということは、本来はとても大変なことなのです。大変だからこそ、「学び」が大きく、「信頼」と「愛」について深く学習できます。要は、人間関係のトラブルは大小関係なく必ず起きるものであり、それらにしっかり向き合って取り組むことで、自分の心を成長させ、魂を進化させることに繋がるのです。

ですが、社会の人々の様子を見ていると、その多くの場合、人間関係に問題が生じると、恐怖・不安・怒り・妬み・自信のなさ・虚栄心・憎しみ・心配･･･等のネガティブな感情に心が支配され、問題と真摯に向き合うことに躊躇します。結果、「問題を隠す」または「問題のストレスを他者にぶつけて発散する」という形で、あやふやにして済ませることが多いです。

更には、いざこざの原因を他者に擦り付け、自分の心と向き合うことから目を背けて、問題に取り組まなくてもいいようにセッセと時間稼ぎをしている人もいます。また、トラブルや問題を適当に誤魔化して受け流していき、根本的に解決することをしないまま、「問題を先送り」しながら生きている人もいます。

そうなると、「魂の意図」からかけ離れた人生を送ることになります。

そもそも問題やトラブルは「気づき」や「学び」の種です。「魂の意図」を生きていてもいろいろなことが起きますが、その場合の解決は「導き」になります。そもそも、問題やトラブルが起きることが当たり前なのです。そして、それを取り組むことで「人生の軌道修正」がもたらされます。

でも、昔の古い価値観だと、トラブルや問題は「あってはいけないこと」であり、失敗や挫折に繋がります。また「恥をかく」「世間体が悪い」「みっともない」と言う理由で、隠したがります。隠蔽して無かったことにしたくなるのです。

結果、どんどん人生の幅が狭められ、今以上に生きにくくなってしまうのです。

私たちはたくさんの古傷を背負って生きている

自分が思うように生きられないと、今度は、自分の子や孫にも、同じように「思うように生きられない人生」を強要することがあります。

無意識に、自分が辿った人生や生き方を、子孫にも「同じように生きろ」と押しつけてしまうのです。

それが、この地球上で何十年、何百年･･･と代々受け継がれてきました。

自分が受けてきたこと、自分が親や社会から「これが正解だ」と刷り込まれてきたこと、そういうものをしっかり守って生きていかなくてはいけない･･･と、みんな必死になって生きてきたのです。

こうして刷り込まれてきた価値観は「常識」となって社会の細部にまで蔓延っているし、更には「固定観念」となって、人々の思考に深くこびりついています。

これら「固定観念」と言われるものが、私たちの「魂の意図」を阻害しているのです。

私たちが生きているこの人生の体験だけで無く、魂には過去世の体験から得られた様々な感情も刻まれています。

過去２０００年続いた魚座の時代に、私たちは魂は幾度も転生を繰り返してきましたが、過去世の人生で刷り込まれた「固定観念」や、過去世で得た悲しみや苦しみ、ストレスも魂に刻まれています。

ですので、私たちは、今世で生きながらに親や社会から刷り込まれた価値観と共に、魂に刻まれた過去世の記憶も背負って生きている･･･と言うわけです。

正直、もう大変ですよ･･･(汗)。

古い魂の人は特に、野蛮な時代の古傷もかなり背負ってるから(汗)、今世では、精神的な「複雑さ」を抱えて生きていると思います。

それも全て、今世で全てを浄化するためです。

クリアで強力なエネルギーが燦々と降り注いでいる今だからこそ･･･。今なら全てを成仏できます。だから、かなり大変だけど、魂の古傷を浄化して癒やすために、ついた古傷をてんこ盛りで盛って生まれてきたのです。

だから、堂々と自分をオープンにして、自分の全てに光のエネルギーを当てるつもりで生きていくことが大切です。

この世界で生きるということは、「社会の常識」と「魂の意図」とのせめぎ合い

今までの時代(魚座の時代と言われた時代・西暦１年～２０００年までの間)は、「社会の常識」に沿って生きていくことが「善」でした。

国や文化圏によって「社会の常識」の形も大きく異なっていますが、とりあえずは自分が生きている国や文化圏の常識に沿って生きていくことが必要であり、その枠からはみ出てしまうと、最悪の場合、粛正されることもありました。

そして、この時代の「社会の常識」とは、支配と隷属のシステムを維持するために作られた側面があります。支配者は権力と富を持ち続けられるように、また隷属される者はいつまでも従順であり続けるように･･･。そのための暗黙のルールが「常識」「社会的通念」に織り込まれています。

このシステムを強固に維持するために、私たちの社会は「常識」と言われる概念を作り、それを先祖代々・子孫末裔にまで脈々と引き継ぎ、刷り込んでいったわけです。

でも、この時代は、たとえ理不尽であってもそうやって生きていくしかない時代であり、「支配と隷属」という関係を体験することが、魂の成長上、必要だったのです。

ですので、仕方が無かったのですよ。非常に暴力的で、エゴと虚栄心が剥き出しになり、互いに傷つけ合い、心に傷を受けたり傷つけたり･･･。身を切られるような悲しい体験もたくさん得て、私たちの魂は今に至った･･･ということです。

そして今。

時代は、水瓶座の時代と言われる「新しい時代」に突入しました。西暦２０００年から約２０００年間続くこの時代は、今までとは大きく異なり、「信頼」「愛」「自由」「平等」「調和」の時代です。

今までの「古い価値観」は全く通用しない、新しい時代の幕開けです。

そんな最中、人々の意識を大きく変えるべく、今はコロナ禍の中にいます。

今まで何となく惰性で続けてきたけど、実はもうこれからの新しい時代には通用しない古い価値観・昔のやり方・機能しないシステム・人々の思考癖･･･等が、コロナ禍によってあぶり出され、水に浮いた油のように浮かび上がっています。

それらは、もう手放さなくてはいけないものです。

変えなくてはいけないところ・変わらなくてはいけない部分を、コロナは容赦なくあぶり出し、晒し続けています。

そして、私たち個人の心の中に染みついている「古い価値観」「固定観念」「思考癖」･･･等、そういうものも、コロナは気づかせようと働きかけています。

この機会に、私たちは自分の中にある「これからの時代には機能しない古い価値観」を手放して、心を解放していく必要があるのです。

ヒーリングによって、自分の心を解き放っていく

上記にも挙げたように、昔は「社会の常識」という鎖に、皆が縛られて窮屈に生きてきました。

「こうあるべき」「こうしなくてはいけない」と言われ続け、競争させられ、序列が出来て、序列のどこに属しているか？で、「自分の人生」も「生き方」も外から勝手に決められ定められてきた時代です。

「躾」や「指導」という名の下で、世間体や人目を気にする親や周囲の人々によって、自分の全てをコントロールされ支配されたり･･･等々。

また、自分自身も、脳に刷り込まれた「常識」に縛られて、常識の枠から一歩でもはみ出ないよう厳しく自分を罰してきたり･･･等。

皆が窮屈に生きてきた訳です。

でも、もう、そうやって他人や自分を監視して縛り付ける時代は終わったのです。

監査され、コントロールされ、干渉され、支配されることを「愛」だと思い込まされてきた時代は終わったのです。

これからの本当の愛は、相手と自分の「自由」を尊重し、それぞれが「魂の意図」を生きることを許し認め合い、調和と平等を生きることです。その生き方そのものが「愛」なのです。

そんな「真の愛」のある関係から、「真の信頼」が生まれ、「信頼と愛を生きる人々のエネルギー」によって、社会は浄化され、より良く成熟していくでしょう。

これが、これからの新しい時代の生き方です。

過去を振り返るのでは無く、未来を新しく構築していくのです。

なんだか非常に壮大な話になりましたが(汗)、この願いの下、私は「セルフヒーリング」をシェアしていきます。

これをきっかけに、真の自分に目覚めていただけたら･･･と思います。