noteに文章を書くとき、私が心がけている3つのこと

私が記事を書くときに気をつけていることが3つある。

一つ目は、わかりやすい文章であるということ。

元教師だったこともあり、私はnoteでも「中学生でも読解できる文章」を目指している。(これは、だいたい中学生程度の学力で読める文章にしておけば、どんな人にもわかりやすく読みやすい文章に仕上がるからだ。) 

私の場合、内容を理解してもらうために、たとえば、語彙や語句はだいたい中学生程度の学力があれば読み取れるものを選定しているし、文脈の流れも、読者の思考の流れを妨げないスムーズな文章になるよう、いろいろ工夫して文を組み立てている。

私の文章は長いものが多いのだけど(noteおすすめ記事や受賞作は4000字越えのものばかり)、長すぎて読むのが苦にならないよう気をつけている。特に、私が長文を書くときに気をつけていることは、読んでいて途中で引っかかることなく、サラサラと流れるように最後まで一気に読み進められる文章にするということ。まず一度書いてみたら、何度も読み直して推敲を重ね、文が重くならないように気をつけている。また、中学生でも読み切れる内容&読者の思考の流れを邪魔しない文章にするために細部にまで注意を払いながら意図的に書いている。

二つ目は、説得力のある文章であるということ。

これは、ただ「文章を書くのがうまい」だけでは成り立たないことで、書き手の人生体験がおおいに関係してくる。技術だけでなく、その人なりもにじみ出てくるからだ。書かれてある言葉や文に説得力を持たせようとしたら、その言葉に魂を込める作業が必要で、それには、人生経験から得た自分なりの人生哲学がないと非常に難しい。

自分が体験したことを、自分の視点で観察し、自分の感性で感じ取り、そこから多くの「気づき」や「学び」を得て、やがてそれらを「自分の人生哲学」へと昇華していくことが必須で、これらを自分の中にたくさん蓄積した人じゃないと、説得力がある文章はなかなか書けない。だから、私は、説得力がある文章を書くために、自分に様々な経験を与えることを心がけている。体験を通して、自分の観察眼を磨き、感性を磨き、感じたことを言葉に置き換えて表わしていく力を付けるよう、日々精進している。説得力がある文章を書きたいのなら、毎日の習慣として「体験したことを文章に書いていく」をコツコツ続けていくと良い。訓練で身につけていくことだ。

三つ目は、自分に正直な文章を書くこと。

創作も含めて、今の自分の感性を素直に正直に表現していくこと・・・これは基本中の基本だと思っている。嘘はいけない。誰よりもまず自分に対して正直になることだ。そして自分を開いてオープンになることである。その上で「今の自分にとって最高の作品」を書く。そこに専念する。下手でもいいし、上手いものを最初から狙わないこと。人間の思考力は「書く」ことで発達する。これは国語科の教師として生徒達に作文指導をしていて強く実感したことだ。自分の脳に残っている記憶や残影を「言葉」を使ってスケッチし表現していくことで、思考力も語彙力も表現力も育っていく。その時、いかにクリアに自分を正直に表していけるかが勝負だ。自分を卑下して隠したり、自分を変に飾り立てたりせず、今、自分が持っている言葉や語彙やセンスのありったけを駆使して「等身大の今の自分」を正直にさらけ出していくのである。この積み重ねが「書く力」の向上に繋がり、自分という人間の輪郭を的確に浮かび上がらせる文章表現へと導いてくれる。何事も成長したければ、継続した努力を要する。酷評を恐れず自分に正直になれ。

以上、三点。

ここまででピッタリ1500字。

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