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あぁ…新宿駅

先日、バタバタと東京に行って来た。
高速バスで新宿に14時半ごろ到着し、次の日の14時半に帰りの高速バスで出発し、よくよく計算してみたら滞在時間はちょうど24時間だった。

一泊したとはいえ、24時間だと思うと、本当にあっという間!…という気がする。

ちなみに今回の旅で一番費やした時間は「睡眠」だけど、次に多く費やしたのは「移動のための時間」なんじゃないかと思う。電車に乗っている時間だけでなく、駅構内で道に迷ったロスタイムも含めると、結構使っている。

特に今回は、新宿駅で何度も道に迷った。
新宿駅の中って行くたびに複雑になっているような気がするんだけど、私の気のせいだろうか?毎日利用している人は、目をつぶってもスーと行けるくらい慣れた場所だと思うのだけど、たまにしか行かない者には、あの駅は鬼門に思える。いや、鬼門を通り越して魔窟のよう。

今回の旅でも、到着早々、バスタ新宿から新宿三丁目方面まで出るのに、途中の新宿駅の中で迷いに迷った。外は雨がまだ降っていたため、駅構内&地下道を利用して行きたかったんだけど、南口から入って西口へ向かう最中、どこへ進めばいいのか?分からなくなってしまった。荷物があるからスマホを片手に動くのが億劫だったため、壁や天井に掲げられている案内板に従って行こうとしたんだけど、この案内が超不親切なのだ。一見さんには分かりにくい構造で、指示された通りに進んでいるのに、気が付くと違う方向へと案内されていて、その場所で立ち止まって現在地を確認してから、また進み直す…の繰り返しだった。途中どうしようも無くなった時には、近くにあったショップの店員さんに道を尋ねて教えてもらう。こんな調子で、蒸し暑い構内をあっちこっちと彷徨い歩いた。

夫は大学時代新宿で過ごした人だったから、新宿駅周辺について詳しいと思い、頼りにしていたけど、地上はOKでも地下道は全然ダメだった。夫曰く「昔と全然違う。サッパリわからない」とのこと。そりゃそうか。私もコロナ前まではまだ道順がギリギリ飲みこめていて、新宿駅南口からメトロプロムナードまでは何とか迷わず行けたんだけど、今回は工事やいろいろあって当時と変わっているところもあり、もうサッパリわからなくなっていた。

散々グルグルして、ようやく通り慣れたメトロプロムナードに辿り着いた時はホッとしたと同時に、ドッと疲れた。

都心に住んでいる人から見たら「だっせー。だから田舎者のお上りさんはダメなんだよ」と大笑いされそうだけど、いやいや、あれはホント巨大迷路だと思う。発想を逆転させたら、あの駅の中を地下道も含めて毎日歩いていたら、方向感覚が鍛えられるのは勿論のこと、周囲からの刺激も多いし、ボケ防止の脳トレになっていいんじゃないかな…と思う。

次の日も、新宿三丁目方面からバスタ新宿へ行こうとして、道に迷った。途中までは地上を歩いていたので迷わず行けてよかったのだが、新宿駅に近づいたところで、夫氏が地下に入っていき、私もついて行く。ところが、この地下でまた迷ってしまった。南口に行くつもりだったのに、間違えて西口に出てしまい、ものすごく遠回りして地上に出て、暑い外をテクテク歩いてバスタ新宿に到着。エスカレーターでバス乗り場がある階へ行き、そこのコインロッカーに荷物を預けた。

この時点で、かなり疲れる。

そこからまた新宿駅に戻り、切符を買って山手線外回りのホームに向かう。一瞬、外回りと内回りでどっちのホームかで迷ったものの、すぐにわかって無事に目的のホームに到着。電車の中は(最初は混んでいたものの)途中から空いてきて、ゆっくり座ることができた。

私たちは鶯谷駅で電車を降りて根岸を散策し、谷中にも足を延ばして楽しんだ後、日暮里駅から山手線内回りの電車に乗り、新宿駅へと向かった。この電車が激混みで、ほぼ満員状態。人と人の隙間に身を置くスペースを確保し、かなり揺れるので転倒防止に手摺にしっかりつかまる。しみじみ東京って足腰が丈夫でタフじゃないと生きていけない街だよなぁ…と感じる。

こうして電車は新宿駅に到着。ホームに降りて南口方面へと向ったのだが、私たちは南口だと思っていた方向とは違う方に向かって歩いていた。途中かなり進んだところで「これって逆じゃね?」と気づき、慌ててUターンする。ここでまた時間のロス。気を取り直して、またホームを歩き続け、ようやく南口に出てきた。あとは目の前のバスタ新宿へ直行すればよし。あー疲れた。



とまぁこんな調子で、新宿駅を私たちは散々歩き回ったのだった。

今回の東京旅は、観劇と下町散策、そして新宿駅!(白目)
観劇と散策を楽しみ、もう充分過ぎるくらい新宿駅も歩かせてもらった旅だった。




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