【写真日記】生き物たちの楽園「池ケ原湿原」を歩く
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【写真日記】生き物たちの楽園「池ケ原湿原」を歩く

Emiko


昨日、夫と二人で飛騨市にある池ケ原湿原へ行ってきました。

(こちらの動画は春先の様子。上の「飛騨の旅」サイトからお借りしました)

この湿原は、地元のカメラ愛好家の人たちに人気のスポットだそうで、SNS等で、湿原の様子のお写真をよく拝見していました。でも、私たちはまだ実際に行ったことはなく、前からずっと気になっていたんですよ~。

そこで今回、出かけてみることにしました。

高山市の北側(富山県寄り)に位置する飛騨市。

この山の奥に、池ケ原湿原があります。

私たちは車で、湿原がある飛騨市宮川町へと向かいました。

360号線を北上し、途中、宮川町の塩屋地区の集落に入ります。

集落の中にある塩釜金清神社の前を通りすぎ、「飛騨みやがわ考古民族館」の右手にある林道へと進みます。

(左手の建物が飛騨みやがわ考古民俗館。右手が池ケ原湿原に続く林道)

ここから先は、車一台が通るのがやっとの細い車道で、かなり険しいです。山道に慣れていない人には怖く感じるかもしれません。

一本道をひたすら登り続けていくと、途中で案内表示が立っているので、指示に従って進みます。

山の頂上に出できたところで、池ケ原湿原の看板と駐車場が見えてきました。

(駐車場側から撮ると、こんな感じです。看板の奥の道が、私たちが登って来た林道です)

車を降りて、湿原へと向かいます。

こちらが、湿原への入り口。

この小道を下って歩いていきます。

林の中を進んでいくと、突然、視界が大きく開けてきました。

ここが、池ケ原湿原です。わぁ~と思わず声が上がります。

しかし…。おっと!「クマ出没注意」。

この場所にも熊が出るそうです(最近、熊が多いんです💦)。

熊よけの音を鳴らす一斗缶が設置されてありました。これでガンガン音を立てます。ガンガンガン~と湿原に音が響き渡ります。

これと同じものが、この先にも所々で設置されてありました。

さて、ここで「池ケ原湿原」について、飛騨市の公式観光サイト「飛騨の旅」さんの説明を抜粋して、ご紹介します。

奥飛騨数河流葉(おくひだすごうながれは)県立自然公園内にある「池ヶ原湿原」は、飛騨市の他の湿原の天生湿原(あもうしつげん)、深洞湿原(ふかどしつげん)とともに「三湿原回廊(さんしつげんかいろう)」と呼ばれ、飛騨の美しい自然を象徴するスポットとして親しまれています。約6ヘクタールの湿原は、県内最大規模の湿原で、遊歩道や木道が整備されており、一面に広がる季節の花々を鑑賞しながら散策を楽しむことが出来ます。特に4月下旬から5月中旬に見頃をむかえるミズバショウとリュウキンカ群生は一見の価値があります。

県内最大規模の湿原だそうですが、確かに広いです~!

湿原の中を歩く。木道を歩く。

四方から鳥のさえずりが聞こえ、足元からはカエルの鳴き声が響いてきます。

そして、シオカラトンボ。

トンボがたくさん飛んでいました。みんなシオカラトンボです。

更に木道の横を覗くと…。

水の中にお魚が…。黒っぽく見えるのでわかりづらいけど、これは岩魚(いわな)かな?

そして、天然のワサビが自生。

ここは生き物たちの楽園でした。

下界から遠く離れた山の上なので、とても静かです。

空気が爽やかで心地良い~。

この湿原は、春先には水芭蕉が咲くので有名なんだそうです。でも、地元のカメラ愛好家の皆さんは、今の時期(梅雨時)の湿原の風景が美しく、お気に入りなんだとか…。確かに、適度な湿度でしっとり濡れる緑が、とても瑞々しくて素敵です。

それに、今の時期は、生き物たちの鳴き声が辺りに響き、虫たちが飛び交い、鳥たちがさえずり、とても賑やか。

こうして歩いている時も、鶯の鳴き声が大きく響いていました。

ここで、ハイポーズ。


自然の色と音を楽しみながら、のんびり歩きます。




こうして、ぐるり一巡。

駐車場がある場所に戻ってきました。

この湿原は、平成になってから、水芭蕉の季節が終わると、後からヨシが生えて大きく成長するようになり、土地が荒れていたそうです。そこで、地元の人や自治体が協力し、ボランティア活動によって植生回復を試み、今の状態を取り戻したそうです。

こうして気軽に湿原を楽しめるようになったのは、今まで活動に携わったくださった皆さんのご尽力のお陰なのですね…。ありがとうこざいます。

更に、駐車場の入口の脇を見ると、大きな碑が立っているのを見つけました。

ここの説明書きによると、私たちがこの湿原に向かう時、車で登ったあの細くて険しい林道は、地元と国土交通省が25年と言う歳月をかけて切り開き完成させた道だそうです。

こうし石碑が建てられたということは、地元の人たちには悲願の道であり、完成は非常に輝かしい出来事だったのでしょう。

私は、この碑を見つけて、この林道のことを初めて知りました。

山国に暮らす民にとって、集落と集落を繋ぐ整備された道は血管と同じ…。まさに命綱です。

この道をさらに進むと、違う集落へと続くようですが、今回は、元来た道を戻ることにしました。


グネグネと険しい林道を車で降りて、塩屋地区の「飛騨みやがわ考古見民俗館」に出てきました。

民族館の手前の空き地に車を停めて、近くの塩釜金清神社をお参りしました。

この塩屋地区は、昔、縄文人が集落を構えていた場所で、なんと縄文人たちが「石棒」をたくさん製造した場所なのです。石棒にするのに適した石が採れたことから、縄文人の石棒工場があったのではないか…と言われています。

昭和の発掘調査によって、(作りかけのものも含めて)大量の石棒が出土したそうで、この神社の下には今も数千の石棒が埋められたままだということです。(ちなみに、この神社の御神体は「石棒」です。)

下は私の過去記事。二年前に、この神社の例祭をお参りした時の様子。

これは私の勝手な予想ですが(ここからムーっぽい話になります~😅)、高山市丹生川地区にある日輪神社が「女神」だとしたら、この塩釜金清神社は「男神」。今は神道の社が建てられていますが、どちら、もともとは縄文時代からの古神道の流れをくむ場所です。

縄文時代だった頃、もしかしたら何かつながりがあったんじゃないかな…と(勝手に)想像しています。

どちらの神社も不思議なご縁で繋がり、(氏子ではないのに)時々お参りに行っている私たち夫婦。

今回も、神社の前をお通りしたご縁で参拝。

この集落の上にある美しい湿原を歩いてきました。ありがとうございました。

池ケ原湿原。

今思い出してもうっとりするほど、人の手と自然が美しく調和した素敵なところでした。

今度は水芭蕉が咲くころに、また行ってみたいです。



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Emiko
本州の真ん中・山の町に在住。元国語科教師。アマチュアライター。【2021年大日本市】カタリベ 。【noteコンテスト受賞歴】2020年「♯私が応援する会社」審査員特別賞・2021年「♯やさしさにふれて」Panasonic賞 。お問い合わせはTwitterのDMへ。