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点字郵便専用郵送袋

盲学校の後輩と文通するようになった。
お互いに全く目が見えない点字使用者だ。
だから点字の手紙を交換している。
適度な距離感で話ができるからいいのだが、毎回困ることがある。
手紙を出す度に、見える人に封筒に宛名を書いてもらわなければならないことだ。

そこで、点字郵便専用の郵送袋を買ってみた。
と言っても、点字の手紙用の郵送袋は売っていない。
だから、点字図書を入れるためのa4サイズの郵送袋を買った。
大阪にある日本ライトハウス情報文化センター、または東京にある日本点字図書館で販売されている。
住んでいる地域からはどちらも遠いし、行く予定がなかったから、通信販売で買った。

なぜ、何度も当てなを書かなくてもいいのか。
郵送袋には、透明のポケットが付いている。
写真は外して撮ったが、2枚の宛名カードが付いてくる。
カードのうちの1枚には、「点字用郵便」と私の住所が書かれていた。
もう1枚に、「点字郵便」と後輩の住所を書いてもらった。
カードは何度も使えるから、手紙を出す度に宛名を書いてもらわなくても良い。
手紙を出すときに、送り先のカードを上に重ねれば、点字郵便として送ることができる。
しかしこれでは、見えない状態ではカードの区別ができない。
それぞれのカードに、点字テープに送り先の名前を書いて貼った。
これで見えなくても自力でカードの区別ができるようになった。

郵送袋について教えてくれたのは、昔から文通している友達だ。
後輩に手紙を出すとともに、この友達に感謝の手紙を書いた。

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