大阪湾岸サイクリング
企画の経緯
コロナが流行って二度目のGW、人に迷惑をかけない遊びをしようと、大阪の湾岸を(電動付)自転車で廻ることを思いつきました。
以前、知人たちと大阪湾のクルーズをした際に、なみはや大橋を下からみて、その際に自転車で渡れることを知ったのでいつか渡ってみたいと思っていたからです。
先人の方々のブログなどを参照させて頂き、コースを決定。レンタル電動付自転車の仕組みを利用して、湾岸の橋という巨大な構造物に挑みました。
コース
南から北西へ上がって東へ向かい、御堂筋の本町をゴールとしました。
旅程
現地移動
大阪のバイクシェアサービスを利用します。湾岸の橋は巨大なため、絶対に電動がついていないと無理と判断しました。こちらは乗り捨てが可能なため、スタートに設定した付近で借りて、ゴールに設定したあたりで返却することとします。
目的
①せっかくのGW、リフレッシュする
②人に迷惑をかけない
③渡ってみたかった湾岸の巨大な橋に登る
予備知識
記事をまとめるのに際して、勉強させて頂きました。全部同じに見えていた橋が分類化でき、大変勉強になりました。ありがとうございます。
旅の内容
アクセスについて
千本松大橋からの最寄り駅として、大阪メトロ玉出駅の近くでポートを探し、電動付自転車を入手。効率的にスタートできました。
なお、この時初めてワイヤレスイヤホンを使ったのですが、スマホでナビゲーションを利用し、その効果に本当に感動したものでした。
見どころの橋
▼千本松大橋
スタートから巨大な螺旋のスロープを利用して桁下33mのループ橋に挑戦。木津川両岸の部分の二段ループの形状と高さに驚きとテンションが上がりまくります。この橋は車道がループしており、脇に歩道が存在するので、車と並走して昇降します。
▼新木津川大橋
海面から橋桁まで50mの高さ、巨大な三重の螺旋(大正区側)で上ると吹き飛ばされそうな高さに慄きながらも、のびやかなアーチ橋を見て、達成感の味わえる場所です。私は真ん中で折り返し、北西に向かいます。
▼なみはや大橋
IKEA近くにある水面上高さ47mの尻無川に架かる巨大なプレードガーダー橋(桁橋)。以前、知人たちと大阪湾クルーズをした際に下から橋をみて自転車での渡河の想いを立てた橋です。
何度か利用させて頂いたことがある小さなクルーズ船は、かもめさん。
なみはや大橋はそれまでの橋より交通量が多かったのですが、車でしたらまた違った恐怖も味わえるかもしれません。自転車ですと、頂上の素晴らしい眺望を停車して味わえることになります。
しかしあまりの高さと風圧と揺れで、怖さが勝ってしまい、早々に通り抜けすることになりました。
橋の頂上から下りに入るときには、西向こうに、美しい赤いあやとりの「橋」のようなトラス橋の港大橋をパノラマに見て、長い下り坂を下りて行きました。
天保山渡船
このコース上で唯一、歩道がないため天保山大橋は渡れません。よって自転車を載せて渡船で安治川を移動します。なお、渡船は無料です。
大阪市内で残る8つの渡船場があることを知りました。大阪が水の都と呼ばれていたことが認識できる渡船の仕組みは、とても興味深いものです。
後半の橋
▼此花大橋
丸みのある四角いループが特徴の歩行者用スロープを持った、人工島舞洲に架かる美しいつり橋。ループは4回転半という過酷なスロープで、登りきった後に見るつり橋の姿は、上りの労力が報われる景色です。
現在(R4.8)此花大橋は、2025年の万博に合わせた拡幅工事による歩行者通行不可期間になっているようです。スロープの工事期間はR11年までかかるようですのでかなり待つことになるようですが、スロープの存続に感謝して待機しましょう。
舞洲で特徴的な外観のごみ処理場を眺めてから、常吉大橋を渡って北港へ行きます。
隧道(トンネル)
今回は巨大な橋を中心に回りましたが、最後に隧道を使ってみます。
▼安治川隧道
安治川の川底を通る隧道。川の両岸にエレベータが設置してあり、真下に降りて川底をゆき、エレベータで上昇して渡ります。以前、友人が教えてくれて来たことがあったので思い出し、渡河のパターンの一つとして久しぶりに利用しました。
帰路
西区から中央区に入って、やっと御堂筋線まで戻り、電動付自転車での旅を終了とすることになりました。この日は電動付とはいえ、30km近くを走ったので、最後はかなりくたびれていました。
旅を終えて
身近なトリップで、大阪の土木・建築、眺望を堪能した旅になりました。コースを進めるなかで、大阪の地形や交通の仕組みなど、新しく知ることがたくさんの、学びの多い旅でした。
はじめはどうやって近づくのかすら分からない巨大な構造物でしたが、巨大な橋と近くに暮らすひととは徒歩利用を通じて、橋とともに生活していることを知りました。
大阪の湾岸をきちんと通り抜けられるようになっているのは、大変すばらしいことだと思います。
いつもの視点と違った街を知ることができるので、今後も徒歩利用が可能な道が残っていくことを望みます。
以上
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