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アメリカに投資する理由 その1

前回の記事で、S&P500はアメリカ株式市場の時価総額約80%を占めており、S&P500に投資することはアメリカに投資している、とお伝えしました。今回は、アメリカに投資すべき2つの理由についてです。

①人口の増加

日本をはじめ先進国の多くは少子高齢化が進んでいる中、アメリカの人口はここ30年以上増加傾向にあり、今後もその傾向は続くと予測されています。以下の表は国連予測データです。(単位:百万人)

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人口が増加すると内需も拡大して経済が活発になります。若い働き盛りの世代の層が厚いこともアメリカの強みです。移民政策を活用して理想的な人口ピラミッドを長期間にわたり維持していくと見られています。

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人口ランキング1位の中国も、一人っ子政策の影響で少子高齢化が進んでおり、インドが2027年前後に人口世界1位となる見通しです。

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https://finance-gfp.com/?p=885

そうは言っても、中国経済の勢いは増していると言われてますし、人口は中国、インドがずば抜けて多いです。世界の人口増加の大部分を新興国が牽引しています。中国やインドなど新興国が良いのでは?という方もいらっしゃると思います。
それでもアメリカが良いとされる理由が次です。


②圧倒的経済力

アメリカ企業が世界時価総額ランキングTop 50の約7割を占めています。日本は唯一トヨタが50位にランクイン。時価総額は株価×株式数で算出され、企業の実力を測る上で有用な情報となります。

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http://buffettbu.jp/blog-entry-111.html


世界を席巻してきたGAFAM(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoftの頭文字を使ったネーミング)など、ランクインしているアメリカ企業はほとんどがグローバルで活躍している企業です。
2020年5月には、GAFAMの時価総額が東証1部を超えて560兆円に、というニュースもありました。
https://r.nikkei.com/article/DGKKZO58879220Y0A500C2EA2000?s=6

2020年9月末の世界の株式市場の割合は以下の通りです。

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アメリカが断トツのシェアを誇っています。
「アメリカに投資をしない」という選択肢はない状況です。

アメリカに投資する理由は他にもあります。次回はその続きです。


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