EMICA

写真を撮っています。東京在住。一児の母。 https://www.kakizakie…

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写真を撮っています。東京在住。一児の母。 https://www.kakizakiemi.com/

最近の記事

その泣き声は、言葉です

もうすぐ娘のツキコさん(3歳)は幼稚園で始業式を迎え、年少の新しいクラスで、新しい先生と友達の中に入っていく。春休みが始まった頃は手放しで遊びまくっていた娘だけど、最近は私が出している「もうすぐ幼稚園だからね」オーラを察してか、どこか緊張しているように見える。もうすぐでまた、幼稚園ライフが始まるのだ。 娘は去年の9月に、満3歳児クラスに入り、周りより少し早めに幼稚園に入園した。姪っ子や友人の子供たちを見ていると、幼稚園が大好きで大好きでしょうがない派と、そうでない派に分かれ

    • 子供が入院して気づいたこと

      子供(娘、3歳)が病気になった。入院が必要な病気で、そしてこれを書いている今も入院していて、私は24時間ずっと付き添っている。 かれこれもう一週間近く入院しているので、疲れもだいぶ溜まってはいる。とはいえ、気を張って、常に「ON」の状態なので、ずっと不思議なテンションを保てている。 娘が病気になって、唯一よかったことは、いつもよりずっと一緒にいて過ごせたこと。一つの部屋で二人っきりで何日も過ごしたのは出産の時以来だと思う。3歳の娘は絶賛「かまってちゃん」であり、洗濯を干し

      • いつだって映画のような瞬間を

        フォトギャラリーで公開した写真を使っていただけることが多くなりました。ひとえに、ありがとうございます!とっても嬉しいです。 使っていただいた文章、記事は、きちんと読ませていただいております。 小さい頃から、趣味のひとつだった写真が、今や仕事でありライフワークとなり、こうやって誰かの文章を彩ることにもなって。人生の不思議を感じております。 写真を撮っていると、日常というのは、常に、奇跡的な瞬間の連続だな、ということです。光の入り方、鳥の声、空の模様、雑踏の影、あらゆるもの

        • みんなのフォトギャラリー。

          みんなのフォトギャラリーで使っていただけそうな写真をいくつかピックアップしてみました。 使っていただけると、とても喜びます!(日本語が変 どんなふうに、どんな文章に使っていただけるのか、とても楽しみです。

        その泣き声は、言葉です

          いつか、だれかのために

          写真というものに出会ったのは、小学3、4年生の頃。 「学研」の科学の付録についていたプラスチックのカメラでモノクロの撮影をするというもの。 小さな現像液と印画紙もついていた。よくわからないまま、何枚かシャッターをきった。そして再び、よくわからないまま押入れにこもってカメラから印画紙を取り出した。暗い中、手探りで現像液にひたす。目をこらしていると、ぼんやりと紙に浮かび上がる自転車。それが、初めて写真に出会った瞬間だった。 その写真は時間と共に、光と影をクッキリと描きだした

          いつか、だれかのために