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「作業」に逃げるな!「仕事」をしよう。〜期限を切ることの重要性~

おはようございます!
本日は、

「作業」に逃げるな!「仕事」をしよう。〜期限を切ることの重要性~

といったテーマでお話ししようと思います。

前回からの派生のお話。
私は現在、不動産ベンチャー企業で空き家・相続に特化した不動産仲介のお仕事の傍ら、新規プロジェクトとして「一棟貸別荘」簡易宿泊業に挑戦しています。そしてもう一つのミッション。
新たに社内システム(アプリ)の作成を担当することに…。
システムエンジニアの経験もない、プログラミング知識も乏しい私がそんなものを創れるのかという不安…。そして構築のためにたっぷりとした時間が設けられているわけでもありませんでした。宅建士として不動産仲介業の仕事、宿泊業プロジェクト…さまざまな仕事と並行して構築していかなければならないタフなミッション。
結論から申し上げると、無事にリリースすることが出来ました。このミッションを成し遂げて改めて学んだことをお話していきたいと思います。

〇作業に逃げるな!

●仕事と作業は似て非なるもの。

みなさん、突然ですが作業と仕事の違いを意識していますか?
または、「違いは何か?」と聞かれてすぐに言語化できるでしょうか?
私は数年前まで、意識どころかこの違いすらよく分かっていないような人間でした( ゚Д゚)カオス!!
しかし、地域再生のプロ、木下斉さんのVoicyとの出会い。

そして現在所属している不動産ベンチャー企業への入社をきっかけに、ものすごく意識するようになったんですね。

・作業→結果がすでにわかっていること

作業とは具体的には入力作業や資料作成といったところでしょうか。私も普段、こういった作業はもちろんこなしています。例えば不動産売買契約書、重要事項説明書の読み上げ、決済資料の作成、日々の業務に関する入力作業…種類はさまざまです。しかしこれらは以前にもやったことがある、人に教えてもらえる、つまり結果がわかっていること。既存の資金を生み出すためにはこういった作業ももちろん必要です。しかし作業ばかりしていては新しい価値を生み出すことはできません。一生稼ぎ続けるビジネスモデルなど存在しないわけですから、いつかは滅んでしまいます。

・仕事→新たな価値を生み出すこと

仕事とは具体的には新しいプロジェクトに挑戦する、前例のないものを一から作成してみる…といったところでしょう。つまり思考するということです。これがなんとも脳みそに汗をかく、苦悩の連続なんですよね。しかし私はとにかくこの思考する時間をどうにかこうにか創り出すことを常に意識しています。もちろん作業をこなしながらです。ここを意識するからこそ作業を早くこなすための効率化を意識するようにもなる。作業の効率化を上げるアイデアもまた、新たな価値を生み出す仕事なんですよね。つまり「仕事」を意識するとおのずと好循環スパイラルになるというわけです。
作業に逃げ込んではいけません。作業をしていればなんとなく時間が経ち、仕事をしたような錯覚を起こします。しかし思考しない作業は時間の切り売り。自分の一日を振り返った時に作業の時間に大半を食われていたら黄色信号だと思うべきです。

●何を先に入れるのか?

そんな私も…つい最近まで作業に逃げ込んでた内のひとり。というのも、この社内システム構築をやらなければいけない…とわかってはいたものの、ありがたいことに不動産売買契約が前月比の3倍にも膨れ上がり、月初から大忙し。日々の宅建士の作業に追われていました。とにかく目の前の作業をさばくのに精いっぱい。システム構築は二の次…。するとあっという間に一カ月という月日が過ぎてしまいました。
みなさん突然ですが「大きな石理論」はご存じですか?

「さあ、クイズの時間だ!」
大学教授は、そう言って大きな壺を取り出し、教壇に置いた。その壺に、彼は一つ一つ石を詰めた。壺が一杯になるまで石を詰めて、彼は学生に聞いた。「この壺は満杯か?」教室中の学生が「はい」と答えた。
「本当に?」そう言いながら教授は、教壇の下からバケツ一杯の砂利を取り出した。そして砂利を壺の中に流し込み、壺を振りながら、石と石の間を砂利で埋めていく。そしてもう一度聞いた。
「この壺は満杯か?」学生は答えられない。一人の生徒が「多分違うだろう」と答えた。教授は「そうだ」と笑い、今度は教壇の陰から砂の入ったバケツを取り出した。それを石と砂利の隙間に流し込んだ後、三度目の質問を投げかけた。
「この壺はこれで一杯になったのか?」学生は声を揃えて、「いいや」と答えた。教授は水差しを取り出し、壺の縁までなみなみと水を注いだ。彼は学生に最後の質問を投げかける。
「僕が何を言いたいのかわかるだろうか?」一人の学生が手を挙げた。
「どんなにスケジュールが厳しい時でも、最大限の努力をすれば、いつでも予定を詰め込む事は可能だということです」
「それは違う。」と教授は言った。
「重要なポイントはそこにはないんだよ。この例が私達に示してくれる真実は、大きな石を先に入れない限り、それが入る余地はその後二度とないということなんだ。」
君たちの人生にとって”大きな石”とは何だろう、と教授は話し始める。
「それは、仕事であったり、志であったり、自分の夢であったり……」
「ここで言う“大きな石”とは、君たちにとって一番大事なものだ。それを最初に壺の中に入れなさい。さもないと、君たちはそれを永遠に失う事になる。もし君たちが小さな砂利や砂や、つまり自分にとって重要性の低いものから自分の壺を満たしたならば、君達の人生は重要でない何かに満たされたものになるだろう。」「そして大きな石、つまり自分にとって一番大事なものに割く時間を失い、その結果、それ自体を失うだろう。」

私は完全に社内システムという、リリースをすればすべての人の作業効率が上がる大きな石を先に入れることを怠り、目の前の作業という名の砂をドバドバと入れてしまっていたんですね…。
このことに気づかせてくれたのが他部署である営業部長の一言でした。
「リリースは3月7日です。期限を切りましょう。大丈夫、えみさんなら出来ます。」
この言葉で私の心に火が付きました。
「しょっしゃぁぁ!やってやろうやないかいっっっ!!」
私は小さいころから大の負けず嫌い。自分で決めたことは貫き通さないと気が済まない性格です。もちろん日々の作業は待ってはくれませんので、覚悟を決め、カモンっ残業!!更に休日返上でシステムを構築していきました。目は血走り、会社の個室にこもりながら独り言をずっとぼやきながら…笑 本当に辛かったけど、リリースした今、振り返るとものすごく充実した時間だったと思います。そして期限を切ることの重要性を改めて実感しました。期限を切ってもらえなければ、おそらくズルズルと後回しになっていたでしょう。そして何より、何が一番重要か?見極めるチカラ、最も重要な大きな石を先に入れる勇気。極限状態を味わうことで身をもって学ぶことが出来ました。

〇まとめ

先週、無事にリリースされたシステム(アプリ)は今もなお、修正やアップデートを繰り返して社内のみなさんに使っていただいています。まだまだ試行錯誤の日々は続きますが…
社内で誰も作ったことのないものに挑戦させてもらったこの経験は、新たなスキルとして私のポートフォリオに加えることが出来ました。このような機会を与えてもらったことに心から感謝しています。
これからも結果がわからない、新たな価値を生み出す挑戦をゴリゴリしていけるように精進してまいります!!

noteのご感想、ご意見、「こんなこと取り上げてほしい!」などのリクエストじゃんじゃんお待ちしております。執筆の励み、そして新たな気づきにつながりますので、ぜひコメント欄よりお待ちしております!!

本日もご一読いただきありがとうございました。



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