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LGBTについて考える:私は次男を尊敬しています。【後編】


おはようございます!
本日は、
LGBTについて考える:私は次男を尊敬しています。【後編】
といったテーマでお話ししようと思います。

↑こちらの続編になります。
私の次男(小学5年生)はLGBT「トランスジェンダー」(出生時に割り当てられた性別と自認する性別が異なる人)いわゆる「性同一性障害」ではないかと思います。
「性同一性障害」とは?【生物学的性と性自認が一致していない人

生物学的性(Biological Sex)」とは、外性器・内性器・性染色体・性ホルモン分泌など、身体的な特徴に基づいて決まる性です。
これに対して「性自認(Gender Identity)」とは、自己の属する性別についての認識に関するその同一性の有無または程度に係る意識をいいます(LGBT法2条2項)。言い換えれば、「自分を男性・女性のどちら(またはどちらでもない)と認識しているか」が性自認です。

トランスジェンダーは、生物学的性と性自認が一致していません。つまり、生物学的な男性が自らを女性であると考えている状態、または生物学的な女性が自らを男性であると考えている状態がトランスジェンダーです。

【前編】ではこれまでの経緯と葛藤、今回の【後編】ではそして私たちはどう考えるのか。私の思いをお話していこうと思います。
お付き合いいただけると嬉しいです。


「トランスジェンダー」はネガティブじゃない

・女の子の気持ちが分かる男の子

小学5年生の次男は女の子の友達がたくさんいます。次男が男の子でも分け隔てなく仲良くしてくれています。本当にありがたいことです。放課後や休日も次男が我が家に女の子のお友達を連れてきてダンスしたり、絵を描いたり楽しそうに過ごしています。また、こんなエピソードがありました。女子特有の「仲間外れ」が仲良しグループで勃発。「やっぱりうちの子か…」と心配しましたが、なんと次男が標的ではありませんでした。気の強い女子たちに巻き込まれる形で仕方なく従っている様子。気づいた私は次男に「仲間外れはやめなさい。そんな卑怯な手を使うんじゃない。その子に嫌なところがあるなら直接伝えて直してもらいなさい。それに悪いところがあるのはみんなお互いさまだよ。みんなでちゃんと話し合いなさい」と伝えたところ、大きなしずくを目にためながらうなずき、グループの中で中立な立場にたち、話し合いを開催。無事に仲直りできたそうです。男の子である彼が女の子を上手くまとめ上げ、丸く収める…。普通の男の子にはなかなかできる技ではないでしょう。それも、次男が女の子の気持ちを理解し、持ち前の優しさで立ち回ったからだと思っています。

大好きなLEGO。アリエル編

・性別を超えたアート力

前編でもお話しましたが、次男は「アナと雪の女王」など、絵を描くことが大好きなのです。鉛筆やクーピーはもちろんですが、iPadやパソコンを使ったデジタルアートも得意。また、スイッチゲームの「マインクラフト」も大好きでお城をアレンジしたりしています。つまり、男の子、女の子の偏った思想ではなくさまざまな視点で物事を見ているため感性が豊かだなぁと親バカながら感じるのです。冷静に考えてみれば、女性のドレスなどをプロデュースする男性はたくさんいますよね。逆もしかりです。そこに壁なんてなくて、より視野を広げることでより素晴らしいものを生み出せる可能性が広がるのだと思います。

マイクラのLEGOもたくさん

・すべてが人間であること

なにより、次男は毎日とても楽しそうに過ごしています。私の心配なんて不要なほどに。そんな次男を見ていると、いかに自分が固定概念にとらわれ無意識的に人を分類、区別、ジャンル分けしようとしているか。を思い知らされます。恥ずかしいことです。次男は自分のことを「わたし」と呼びます。すると長男が「男なんだから僕っていえ!」とバカにしました。そこで私はちゃぶ台をひっくり返します。笑
「私」の意味
わたくし。わたし。自分。個人のこと。
つまり一人の人間という意味です。何もおかしいことはありません。大人になれば男性女性とわず、自分のことを「私」と言いますよね。
元をただせばみんな、ひとりの人間なのです。

【まとめ】私は次男を尊敬している

申し上げた通り、次男は女の子の友達がいっぱい。そして男の子ともスプラトゥーンでワイワイ遊んだり…本当に男女分け隔てなく仲良くしています。これって…すごいことだと思うんです。少なくとも、私が小学5年生だったころ、男の子とあんな風に仲良く遊ぶことはできませんでした。やはり女の子同士で固まっていましたから…そう思うと、次男は男の子だからとか女の子だからとかそんなことは関係なく、「人として」愛されているのだろうと思います。彼(彼女)の人間力なんですよね。だから私は素直に次男を尊敬しています。屈託のない笑顔は太陽のようにみんなをパッと明るく照らしてくれるのです。またひとつ、子どもたちから学びをいただきました。

本日もご一読いただきありがとうございました。

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