「日本語教育業界に対して抱えている問題意識」#taoyacafe05第二部

4.日本語教師の今とこれから

Keyword:教案の時間/フリーランス/海外・国内/非常勤と専任/身の保証/インプットとアウトプット/大学生にとっての日本語キャリア/扶養の壁/ロールモデル不足

さて、Taoyacafe05第二部の最終記事となります。お付き合いしてくださった皆様、本当にありがとうございます。

最後のお話は、一日の過ごし方とキャリア形成がメインでした。日本語教師として今どのように毎日を過ごしているのか、そしてこれからどうするのかを大学生交えてのお話だったので、多角的にお話しできたことがとてもうれしく思いました。また、個人的には、日本語教師に興味のある方が実習生との関わり方を話してくれたおかげで、社会的にも日本語の意義を考えることができました。

まずは、日本語教師の一日のお話
・週3休みで週4のお仕事/日系企業オンラインを活用
非常勤で週5/インプットの時間が取れないのが悩み
・非常勤/教案に追われる日々
・日本語学校教師で週6/教案+行事に追われる日々

漠然と、私このままでいいの?と出てくる悩み
キャリアアップを目指したいけど扶養から外れてしまうこと
・フリーランスで生きていくにもオンラインってどうするの?
・非常勤で身の保証は誰がしてくれるの?
・時間に追われてインプットできない故のマンネリ
ワークバランスがおかしい
・私はちゃんとできてるの?正しいの?

実は、周りで結婚して子育てしながら日本語教師をしている先生がいないんです。今回お話しした中にも同じ話をした方がいらっしゃいました。独身か、離婚された方か。ただ、私にとって子育ては夢であり、人生の価値観のとても大きなとことで、譲れない部分でもあるんです。そうなった場合、国内や海外で日本語教師として生きていくにはどうやってキャリア形成していくか考えなければなりません。

若い世代にとって、身の保証であったり、多様化する日本語ワークのあり方はチャンスであり、賭けであるように感じています。

それでも私は、誰かが私を見て、「あの人みたいな素敵な日本語教師になりたい」と思えるような人生を歩みたい。


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