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感情を吐き出す
自分の感情を吐き出すことは
弱いことなのか?
結論から言えば
強い要素を持っている。
私は、外に感情を出すのは
得意な方ではなかった。
我慢することが普通。
耐え忍ぶことを、美徳と思っていた。
相談したり、弱音を吐くのは負け。
聞かされた相手も迷惑なはず。
そんな極端な考え方をしていた。
そのため、自分を苦しめることに。
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果たして、相談は迷惑なことなのか?
それは自分が逆の立場になってみると、
簡単に答えは出た。
少なくとも私は
迷惑とは思わない。
それだけ信頼してくれて、
心を開いて話してくれて、
ありがとう、と思った。
少し話が脱線するが、
これを『メタ認知』という。
あなたの行動を、
もう1人の冷静なあなたが見ている、
というイメージ。
そのために冷静な判断ができ、
結果、感情のコントロールができる。
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話を元に戻すと、
私は吐き出すという点に注目し、
4種類のタイプに気づいた。
最強
最強のフリ
弱者のフリ
弱者
以下、詳しく解説する。
4つのタイプ
1.最強
最強タイプは溜め込まず、
外に吐き出すことが、自然にできる。
つまりは自身は軽やかである。
それゆえ、行動も軽やかである。
そして、一般的にいう負の感情であっても、
吐き出し、それを客観的にみれる。
冷静な視点なので、感情的にはならない。
すべてを糧とし、自らの経験値を上げていく。
つまり、
感情のコントロールがとても上手。
![](https://assets.st-note.com/img/1687678298215-8eosGaIQWm.jpg?width=1200)
2.最強のフリ
このタイプは一見、最強の仮面を付けている。
行動はでき、結果は伴う。
しかし外へ吐き出すことができないので、
内にエネルギーが溜まっていく。
これが負のエネルギーであった場合、
自身のバランスが崩れてしまう。
そして、ムリがたたり脱落。
行動量は凄まじいので、
社会的には成功者や勝ち組に
含まれる人もいるだろう。
しかしストレスフル。
『我慢が美徳』とされる日本人らしいタイプ。
![](https://assets.st-note.com/img/1687707003394-BH2d62Bke7.jpg?width=1200)
3.弱者のフリ
このタイプは外へ意識を向けられる。
しかし、行動が軽やかではない。
もしくはまだ成功していないタイプ。
できないことを吐き出せるので、
自身の課題は浮き彫りになる。
また、周りもその課題を可視化できるので、
助けや応援をしてもらえる。
行動と結果さえ伴えば、
1の最強タイプへの道が開ける。
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4.弱者
弱者は意識が内に向く。
ただただ耐えてひたすらに我慢。
自らの感情を内に閉じ込める。
タイプ2(最強のフリ)と同様、
『我慢が美徳』とされる日本人らしいタイプ。
行動は重い。
閉じとめすぎて重くなっているため、
視野も狭く、行動に移す気力もない。
吐き出さないので、問題も顕在化しない。
周囲もわからず、実は自身もよくわかってない。
また、行動しないので現状が変化しない。
そのため状況は変化しないか、悪化。
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一番の問題はこの弱者。
私ももれなくこのタイプ。
しかし、特徴を知って対策することで
3のタイプ(弱者のフリ)へと
後天的に移行。
1のタイプ(最強)へと上りつめるため、
吐き出す意識を持ち続けている。
吐き出すことのメリット
実は、吐き出すことには
メリットしかない。
自身の殻さえ破ってしまえれば
吐き出すことのメリットが
享受できる。
1.客観性
吐き出すことで、
ものごとに客観性が出てくる。
言葉にして誰かに伝える際、
少しでも伝わるようにと整理して話す。
頭の中でグルグル考えてるだけだと
主観的な考えが邪魔をして、
整理することができない。
客観性が出てくると、
内に閉じ込もり、悩むのを止める。
悩んでる時は、視野が狭窄してる状態。
感情も凝り固まり、心も頭も硬くなる。
問題解決へは遠回りになる。
また客観性を持って整理ができると
感情に振り回されずに
問題を顕在化させることができる。
すると、解決法が見つかる可能性が高まる。
![](https://assets.st-note.com/img/1687706976397-d4UII3CHCT.jpg?width=1200)
2.周囲への影響
吐き出すことで周囲への良い影響もある。
周囲が問題解決を助けてくれたり、
応援をしてくれる可能性が出てくる。
雨の日、あなたは傘をさしていた。
友人から返却された傘も1本持っている。
両手には大荷物、余分な傘を持つのは大変。
すると、
目の前に傘を持たない人が2人。
1人は傘がなくて困った様子の人。
もう1人は雨を眺めている人。
この場合、
明確に傘を求めている人に
貸すことは、勇気があれば難しくない。
しかし、困っているのか、
ただ雨を眺めているのか、
その真意がわからない人には手助けが
しにくい。
このエピソードと同様に、
あなたが困っていると明確にわかると
助けたいと思い動いてくれる人はいる。
応援したいと思ってくれる人がいる。
![](https://assets.st-note.com/img/1687709733414-VF8230NVS7.jpg?width=1200)
今からできる吐き出し方
逆に、
なぜ私たちが吐き出すことに
抵抗があるのか。
それは吐き出すことは、
自己を曝け出すことだから。
自分の恥ずかしい部分や
劣ってる部分を開示することは
とても勇気がいること。
拒否されたら、
笑われたら、
バカにされたら、
軽蔑されたら、
ネガティブな考えが浮かぶのは
自分を守るため。
本能的な反応なのでしょうがない。
しかし、
このまま吐き出さない状態では
自分の中に重く溜め込まれ、
やがてあなたを縛る鎖となる。
そして頭の中の整理もできず、
現状も何一つ変わらない。
![](https://assets.st-note.com/img/1687712012748-ThF8oj7Zzo.jpg?width=1200)
吐き出さないでも
感情コントロールができて、
経験値が上がっていく人は必要ないと思う。
というか、そうゆう人は
上手に周囲を巻き込んで
吐き出すことが自然にできている。
![](https://assets.st-note.com/img/1687710277915-QOY3Cjk8dr.jpg?width=1200)
吐き出すメリットを知ったら
あとは小さなことから実践。
『行動で現実が変わる』
まずは、
自分の気持ちを声に出す。
行動できると小さな自信がつく。
これを繰り返し、
自分の気持ちを自然に出す練習。
![](https://assets.st-note.com/img/1687711166553-N0aqoK4lS1.jpg?width=1200)
次に、自分のことを誰かに話す。
ここでは悩みとは相談より
趣味や日常的なこと。
少しづつ少しづつ、
吐き出すことに普段から慣れていく。
これを継続することで
吐き出すということへの抵抗感が
薄まっていく。
私たちの心と身体、
抱えられるものに限度がある。
悩みや負のエネルギーで
満たしていては勿体無い。
大切なものを抱えるために
吐き出して
心の余白を手に入れましょう。
あなたさえ一歩踏み出せば
優しい世界は広がっている。
心の鎖を外せるのはあなただけ。
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