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感情を吐き出す

自分の感情を吐き出すことは
弱いことなのか?

結論から言えば
強い要素を持っている。

私は、外に感情を出すのは
得意な方ではなかった。

我慢することが普通。
耐え忍ぶことを、美徳と思っていた。

相談したり、弱音を吐くのは負け。
聞かされた相手も迷惑なはず。

そんな極端な考え方をしていた。
そのため、自分を苦しめることに。

果たして、相談は迷惑なことなのか?
それは自分が逆の立場になってみると、
簡単に答えは出た。

少なくとも私は
迷惑とは思わない。

それだけ信頼してくれて、
心を開いて話してくれて、
ありがとう、と思った。

少し話が脱線するが、
これを『メタ認知』という。
あなたの行動を、
もう1人の冷静なあなたが見ている、
というイメージ。

そのために冷静な判断ができ、
結果、感情のコントロールができる。

話を元に戻すと、
私は吐き出すという点に注目し、
4種類のタイプに気づいた。

  1. 最強

  2. 最強のフリ

  3. 弱者のフリ

  4. 弱者

以下、詳しく解説する。


4つのタイプ

1.最強

最強タイプは溜め込まず、
外に吐き出すことが、自然にできる。
つまりは自身は軽やかである。
それゆえ、行動も軽やかである。

そして、一般的にいう負の感情であっても、
吐き出し、それを客観的にみれる。
冷静な視点なので、感情的にはならない。
すべてを糧とし、自らの経験値を上げていく。

つまり、
感情のコントロールがとても上手。

2.最強のフリ

このタイプは一見、最強の仮面を付けている。

行動はでき、結果は伴う。
しかし外へ吐き出すことができないので、
内にエネルギーが溜まっていく。

これが負のエネルギーであった場合、
自身のバランスが崩れてしまう。
そして、ムリがたたり脱落。

行動量は凄まじいので、
社会的には成功者や勝ち組に
含まれる人もいるだろう。
しかしストレスフル。
『我慢が美徳』とされる日本人らしいタイプ。

3.弱者のフリ

このタイプは外へ意識を向けられる。
しかし、行動が軽やかではない。
もしくはまだ成功していないタイプ。

できないことを吐き出せるので、
自身の課題は浮き彫りになる。

また、周りもその課題を可視化できるので、
助けや応援をしてもらえる。

行動と結果さえ伴えば、
1の最強タイプへの道が開ける。

4.弱者

弱者は意識が内に向く。
ただただ耐えてひたすらに我慢。
自らの感情を内に閉じ込める。

タイプ2(最強のフリ)と同様、
『我慢が美徳』とされる日本人らしいタイプ。

行動は重い。
閉じとめすぎて重くなっているため、
視野も狭く、行動に移す気力もない。

吐き出さないので、問題も顕在化しない。
周囲もわからず、実は自身もよくわかってない。
また、行動しないので現状が変化しない。
そのため状況は変化しないか、悪化。

一番の問題はこの弱者。
私ももれなくこのタイプ。

しかし、特徴を知って対策することで
3のタイプ(弱者のフリ)へと
後天的に移行。
1のタイプ(最強)へと上りつめるため、
吐き出す意識を持ち続けている。


吐き出すことのメリット

実は、吐き出すことには
メリットしかない。
自身の殻さえ破ってしまえれば
吐き出すことのメリットが
享受できる。

1.客観性

吐き出すことで、
ものごとに客観性が出てくる。

言葉にして誰かに伝える際、
少しでも伝わるようにと整理して話す。

頭の中でグルグル考えてるだけだと
主観的な考えが邪魔をして、
整理することができない。

客観性が出てくると、
内に閉じ込もり、悩むのを止める。
悩んでる時は、視野が狭窄してる状態。
感情も凝り固まり、心も頭も硬くなる。
問題解決へは遠回りになる。

また客観性を持って整理ができると
感情に振り回されずに
問題を顕在化させることができる。

すると、解決法が見つかる可能性が高まる。

2.周囲への影響

吐き出すことで周囲への良い影響もある。

周囲が問題解決を助けてくれたり、
応援をしてくれる可能性が出てくる。

雨の日、あなたは傘をさしていた。
友人から返却された傘も1本持っている。
両手には大荷物、余分な傘を持つのは大変。

すると、
目の前に傘を持たない人が2人。
1人は傘がなくて困った様子の人。
もう1人は雨を眺めている人。

この場合、
明確に傘を求めている人に
貸すことは、勇気があれば難しくない。

しかし、困っているのか、
ただ雨を眺めているのか、
その真意がわからない人には手助けが
しにくい。

このエピソードと同様に、
あなたが困っていると明確にわかると
助けたいと思い動いてくれる人はいる。
応援したいと思ってくれる人がいる。


今からできる吐き出し方

逆に、
なぜ私たちが吐き出すことに
抵抗があるのか。

それは吐き出すことは、
自己を曝け出すことだから。

自分の恥ずかしい部分や
劣ってる部分を開示することは
とても勇気がいること。

拒否されたら、
笑われたら、
バカにされたら、
軽蔑されたら、

ネガティブな考えが浮かぶのは
自分を守るため。
本能的な反応なのでしょうがない。

しかし、
このまま吐き出さない状態では
自分の中に重く溜め込まれ、
やがてあなたを縛る鎖となる。
そして頭の中の整理もできず、
現状も何一つ変わらない。

吐き出さないでも
感情コントロールができて、
経験値が上がっていく人は必要ないと思う。

というか、そうゆう人は
上手に周囲を巻き込んで
吐き出すことが自然にできている。

吐き出すメリットを知ったら
あとは小さなことから実践。

『行動で現実が変わる』

まずは、
自分の気持ちを声に出す。

行動できると小さな自信がつく。
これを繰り返し、
自分の気持ちを自然に出す練習。

次に、自分のことを誰かに話す。

ここでは悩みとは相談より
趣味や日常的なこと。

少しづつ少しづつ、
吐き出すことに普段から慣れていく。

これを継続することで
吐き出すということへの抵抗感が
薄まっていく。

私たちの心と身体、
抱えられるものに限度がある。

悩みや負のエネルギーで
満たしていては勿体無い。

大切なものを抱えるために
吐き出して
心の余白を手に入れましょう。

あなたさえ一歩踏み出せば
優しい世界は広がっている。

心の鎖を外せるのはあなただけ。




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