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極限夫婦ケンカ〜ネガティブループ脱出〜

この度、DV夫婦ケンカにて
感じたこと、学んだことを言語化。

皆さまに、ご心配おかけした手前、
書いておこうと思った次第です。
お騒がせして申し訳ありませんでした。

ケンカの原因や、夫婦の幼稚な面、
嫌な表現、暴力的な話、自分勝手な考えも
たくさん出てくるので、
不快を感じましたら読まずに、
そっ閉じでお願いします。


1.夫婦ケンカの作法

夫婦ケンカに勝ち負けはない。
これは大前提として覚えておきたい。

そして、
夫婦ケンカの作法として、
当たり前のことだけど、
子どもの前では御法度。

とはいえ、
冷静かつ余裕がある状態ならば
意識して回避可能。

しかし、私たち忙しいママ
余裕のある時があるのか?

問われると私は自信を持って言える、
「余裕はない」

そもそも夫婦ケンカは
余裕のある時には起きない。

お互いに余裕がない状態だから
勃発するもの。

もし勃発しそうなら、
冷静さを保っているうちに
早めの行動が吉。

その場から、
退散or退散してもらう。

もし難しければ、
視界と聴覚を完全に遮断。

目をつむり、イヤホンして爆音。
怒りの元凶、夫がない別世界に
意識を飛ばそう。

そのために
高性能のノイズキャンセルイヤホンは
用意しておくと良い。


2.あの日の夜

あの夜もそうだった。

私は1か月ほど幾つかの
ストレスを抱えていた。

繊細長男の対応に心を砕き、
奔放次男の全力攻撃を受け、
さらには仕事が忙しい。
そして
家事仕事以外のタスクが大盛り。

ただでさえワンオペの日常なのに、
追加でストレスがかかっていた。

発散できればいいのだが、
大盛りタスクをこなすため、
スキマ時間はすべて作業に当てたい。
が、思うように進まない。

かといって、
基本、月曜から土曜まで登園の子どもたち、
延長をすると負荷がかかり体調を崩す。

私の性格や生活スタイル上、
なかなか発散するタイミングを
見出せないでいた。

はっきり言って、
彼のコンディションは知らない。
疲れてたのかもしれない。
そもそも生活リズムが違うので
いちいち確認もしない。

いつも通り過ごしていた夜。
子どもたちの体調は万全ではなかった。

そのため夕食はふざけて食べない。
夕食後の食器も片付けずに
TVを見てる5歳と2歳。

パパとママで何度か声をかけてもスルー。
まぁ、いつもの如く。

できる時もあるし体調もイマイチなので
深追いせず、こちらで片付ける。

寝る時間だから、TV終わりにしよう。
これもいつもの如く、言っても動かず。

すると思い通りに動かないことに
イラ立ち始めたのだろうか、
酔っ払いのクソ夫が
(すいません、まだ暴言出ちゃう)

「子どものしつけできてない」
からの
「普段から言ってないからこうなる」
と。

基本ワンオペでやってて、
感謝されるなら分かるものの、
ダメ出しするのか?
そもそも感謝の言葉もないし。
さらには、
日々のがんばりを否定ってあんまり。

いつもの早とちり勘違いに加え、
話を聞かないし、
言い方もムカつく。

とはいえ、
普段育児に参加しないに等しい夫。
(やってると思ってるのもムカつく)
現状がわからないだろうと、
以下のことを説明。

  1. 子どもの発達段階として
    できることとできないことがある

  2. 子ども自身、頭でわかってても
    遊びたい欲求が勝ることがある

  3. 一回言ってすぐ
    できるようになる訳ではない

  4. こちらも言える余裕がある時
    ばかりではない


しかし、何が気に食わないのか
説明してる側から否定、
さらに否定の上塗り。

「やってないからできてないんだ」
と、怠慢扱い。

もうこちらもフツフツ。
イライライライライライラ。

言葉のニュアンスとか
揚げ足をとるような発言。

そして極め付け、

「 俺は仕事だからしょうがない 」
「 お前がちゃんとやってないから悪い 」

プチッ!
ドーン、着火。

1回火がつくと溜まってた不満が
湯水のようにどんどん出てくる。
お互いが怒鳴り合い、泥沼化。

子どもの前で繰り返される
汚い罵り合い。

物を投げ、手が出て、足が出て、
耐えていた夫もついに
一発だが蹴りを出してきた。

子どもの泣き声でも
冷静を取り戻せないくらい
怒り狂った私。

出ていこうとする私に
長男がパニック状態になり
やっと我に返る。

長男を抱いて落ち着かせ、
何度も何度も謝った。

母親失格だ。
子どもに申し訳なくて、
とにかく苦しかった。

その間、当てつけのように
もくもくと家事をする夫には
憎悪しかなかった。

ちなみに
暴力沙汰になったら
もうケンカではなく場合によっては事件。
明らかに力の差がある男女では
女性サイドが圧倒的に不利。

今回に関しては、
私も手も足も出していたので、
事件にはならず。

しかし、これを皮切りにDVに発展する
可能性を考えて行動した。


3.ネガティブループ脱出

翌日、恥を承知で上司と産業医に相談。
蹴られた件を伝え、受診記録を残した。

行動できたのは
SNSに吐き出したから。
感情を溜め込まずに、
少しだけ冷静になれた。

また
心配や応援をして優しい言葉を
かけてくれる方がいたこと。
私は1人じゃないって思えた。
これが本当に大きかった。

そして、
“行動しなければ現実は変わらない”
これを学んでいたので
勇気を持って行動できた。

そして、自分が悩み考え、
子どもたちと向き合ってきた日々。
子どもとの信頼関係は揺るがなかった。

優劣ではないが、
はっきり言って、子どもは
全力でママの味方だった。

しかし、恐怖や不安を与えたこと、
夫と2人で、子どもたちに直接謝罪した。

理由を説明し、
あなたたちは何も悪くない、
悪いのはパパとママなのだと、
2人の口からそれぞれ伝えた。

親の醜い部分を見た子どもたち。
私たちが間違いだった、ごめんなさいと
素直に謝罪する姿も見てもらいたかった。

何より、2人とも未熟な親でごめんなさいと
謝りたかった。

心のケアをし、信頼回復に努めていく。

そして、私の自己肯定感は
思ったほどは下がらなかった。

その理由として、
日々の一生懸命さを見てくれている人が
リアルにもネットにもたくさんいたから。

そして、その力を元に
悲しんで塞ぎ込むだけではなく、
自ら対処、行動できたことが大きかった。

そのことで
夫に勝手に貼られたレッテルや
無能感を自分の中から排除できた。

さらには、吐き出せたこと。
いつもなら意識的にセーブしてしまうが、
自分の醜い部分をさらけ出した。

恥ずかしかったが、それで蔑むような人は
ありがたいことに、
私の周囲にはいなかった。

もちろん私の反省点は多々ある。

子どもの前で怒り狂ったこと
冷静に話しあえなかったこと
物を投げたこと
夫に手(足)を出したこと

さらに課題として
爆発するまで溜め込むのではなく、
ガス抜きをして自己コントロール。

これがなかなか克服できない私の課題。

しかし
人間溜め込める量にも限界がある。

自分ばかりを責めるのは良くない。
夫婦ケンカは相手があってのもの。
どちらか一方だけが悪いという
極端な思考は持つべきではないと思う。

なぜならDVとの境界線がそこになるから。

DV? or ケンカ?


今回初めて手を出されてみて、
DVについて少し調べてみた。

DVにはいくつか種類がある。

  • 身体的DV⇨体への暴力

  • 精神的DV⇨怒鳴る、無視、バカにする

  • 性的DV⇨行為の強要、避妊しない

  • 経済的DV⇨生活費を渡さない、借金

余裕がない時、その要素が出てくる夫は
イエローカードだと思う。

逆に、無視するなど
私が加害者サイドになる要素もあり、
自制する必要があると感じた。

このようにお互いが対等に
原因を分けあえれば、
夫婦ケンカの範疇なのかと。
完全に個人的見解だが。

実は、DV被害者にも特徴がある。
我慢強い
自己肯定感が低い
罪悪感を覚えやすい、など。

これって特別珍しいものではなく、
私も当てはまっている。

だからこそ
DVの線引き、特徴を知って、
被害者にならない毅然とした態度を
取っていくことも大切だと感じた。

もしもの時は然るべき対応をする
その準備、知識があることを
示しておくことも抑止力になる。

知識を得ることは
自己の成長に加え、
自分を守る効果もある。

さらに、冒頭にも書いたが、
「余裕」はあるものではない。
意識的に作るもの。

最後まで読んでくれたあなたは
意識が高い?
もしくは
夫との関係性に疑問を抱いてる?

どちらにしても、
新たな知識と
余裕を意識的にもつことは、
生きやすさを上げて、
私を助けてくれる。

そう感じた我が家の大事件だった。

PS.最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
夫とは話し合い、お互いに謝罪。

私としては抱え込まず、
特に、育児は平等に依頼することにした。

たとえば発熱時の対応。
今までは私が夫に気を使い、
私が休むからいいよ、
と率先して動いていた。

実際、夫の対応は不可能。
でも休める?と協力依頼をすることに。

そして、夫の対応が不可能ならば、
私に「お願いします」と言わせる。

ここまでしてやっとうちの夫は
妻の支えがあって仕事ができることを
痛感する。

賛否両論あるとは思うが、
子どもと同様、夫にも
何でもやってしまってはダメ。

夫の意識が変化するか、
今後の言動は様子見ですね。

日本にいたら何とか生活できるので
お互い距離を置くという
選択肢もあるよ、と提案はしてあります。

これが伝えられただけで
私はだいぶスッキリしました。

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