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フリーランスLIFE#6 弱みは強み

フリーランスになりたての頃、
どこに行っても
「若者扱い」
を受けることに
モヤモヤしていた時期があります。

これは残念ながら、
「若見え」するという
嬉しい話ではありません。

最初は「経験が足りない」
と暗に言われているのかと
勝手に引け目を感じていました。

今日のテーマは、
「弱みは強み」です。

会社員時代との違い

会社員時代は、
新入社員も毎年入社してくるため、
中間層という扱いだったように思います。

そこから一転。

フリーランスになったら、
どの現場でも年齢が下の方だったのです。

キャリアコンサルタントの養成スクールでは、
「先生は講師の中で一番若いので!」
と言われることもありました。

経験から出るオーラを纏う
10も20も年上のベテランの講師の中で、
勝手におじけ付いてしまい、
背伸びをして失敗したこともあります。

「若者」で大変だったこと

キャリアコンサルタントは、
50〜60代が多いと言われています。

「活動していない」を除く 5,333 名のキャリアコンサルタント(以下、「活動
者」とする)を対象にした分析を中心に報告する。

活動者の性別・年齢別のクロス集計とグラフを図表 3-4 に示す。年齢別合計では、「50 代」(41.4%)が最も多く、次いで「60 代」(25.7%)、「40 代」(21.9%)、「30 代」(6.8%)、「70代以上」(3.6%)、「20 代」(0.7%)の順であった。活動者においても 40 代~60 代が中心であることが示された。

出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構「 第2回キャリアコンサルタント登録者の
活動状況等に関する調査」(労働政策研究報告書 No.227 2023 年6月)P64

キャリアコンサルタント養成スクールの
受講生さんも
同じような年齢構成のケースが多く、
私より年齢が上の方がほとんどなのです。

かなり年齢を引け目に感じていました。

明らかに年下とわかる講師で、
社会人・人生経験豊富な受講生さん達に、
がっかりされないだろうか、
と悩んだ時期がありました。

実際に講師オーラが全くない私は、
アシスタントさんや受講生さんに
間違われることもあります。

悩んだあげく、
経験を重ねるしかない!と思い、
相談・授業登壇数を重ね、
経験と知識を身につけることに
必死の日々を過ごしました。

ある時、名刺交換した方に、
キャリアコンサルトと名乗ったら、
「あんた、”コンサルタント”って言える程、
経験値あるの?」

と言われたこともあります。

その時は悔しさより、
その言葉に対して何も言えなかった自分が
情けない気持ちの方が大きかったです。

「違い」は「強み」

これらの経験談を
半ば自虐的な笑い話として、
授業内でお話したことがあります。

ある受講生さんの言葉に救われました。
「勿体無い!その人見る目ないですね!
私は先生みたいになりたいのに!」
と言っていただいたのです。

授業中なのに泣いてしまうかと思いました。

年齢を一番気にしていたのは私でした。

その受講生さんも私より年上でした。

わかる人はわかってくれる、
大切なのは経験や年齢ではなかったのです。

講師として尊敬を目指すのではなく、
その道の少し先を歩く先輩として、
時に背中を見せ、
プロとして相手の足りない知識を
必要に応じて補うことが
大切なのだと感じた経験です。

今では、逆にこの年齢が強みだと感じます。

講師・キャリアコンサルタントとして、
「学生に年齢が近い方が欲しい!」
「今回は若い講師の方がいい!」
という理由で、
選んでいただけることが多いからです。

オーラが欲しかった私は、
いまだに威厳からくる
オーラはありません。

でも、ないものを求めるより、
自分の個性・強みを
大切したいと思えるようになりました。

弱みも見方によっては強み。
全ては自分の見方次第。

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